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夏目漱石の朗読会に参加しました!
こんにちは、
作文・論文アドバイザーの
藤本研一です。
先日、
朗読の会に行ってきました。
夏目漱石の諸作品や
漱石がらみの文章を
朗読する会です。
【渡辺淳一文学館ドラマティックライヴ】音夢の会九周年記念朗読会 生誕150年 夏目漱石の世界
朗読って・・・?
朗読って、ご存知ですか?
要は
小説や作品を
読み上げること
です。
人によっては
「何が楽しいの?」
と思われる会ですね。
私も、当初そう思っていました。
まあ、やってる側は楽しいと思います。
小学生の頃、
国語の宿題で
「音読」
というのがありましたね。
「モチモチの木」などの
国語の教科書作品を
保護者の前で声に出して読む
・・・そんな宿題です。
私、わりとこの
「音読」の宿題、
好きでした。
本好きになったのも、
「音読」を熱心に取り組んだから
かもしれません。
朗読は聞くのも面白い!
さて、朗読は
読む側が楽しいのはわかりますが、
実は
聞く側もけっこう
楽しかったのです。
夏目漱石の作品は
すでに読んだことのあるもの
ばかりでした。
ですが、
「耳」で聞くと、
また違う味わいがあります。
目だと、
ついつい読み飛ばしています。
「耳」で聞くと、
作品の世界に直接
入り込んでイメージが出来る気がします。
朗読を聞くと、
より深く
作品を味わえる気がするのです。
特にこの傾向は
明治・大正など
戦前の作品に言えることです。
戦前において、
小説や作品は
「音読」されるのが普通でした。
いま、本を
「音読」して読む人って
ほとんどいませんよね。
黙って、頭のなかで
声を出して読んでいます。
つまり、
「黙読」です。
あまり知られていないことですが、
戦前の日本で「黙読」できる人は
エリートくらいしかいなかったのです。
「普通の人」は
声に出さなければ
本を読めなかったのです。
そのため。
作品自体も
「声を出す」
前提で書かれていました。
今回、夏目漱石の
朗読を聞き、
漱石が「声を出す」ことを
前提で作品を書いていたことに気づきました。
わりと
リズムがいいんです。
リズムがいいから、
耳で聞いていて、ストレスがありません。
テンポよく、
サクサクと作品が続きます。
漱石の作品が
わりと読みやすく感じていた理由が
やっとわかった気がします。
あなたの文章、「音読」してみるとどうなりますか?
実はこのことは、
あなたの書く文章にも
当てはまります。
あなたの報告書、
「音読」してみると
どうなりますか?
読みにくくないですか?
文章を書くとき、
「頭」だけで書くと、
読みにくくなるのです。
だからこそ、
自分の文章を
声に出して読んでみる。
そしてテンポを確認する。
これって、
けっこう大事です。
日常的にやるのが大変なら、
「履歴書の文章」や
「エントリーシート」、
「キャッチコピー」
「ここ一番の書類」には
音読をぜひ活用してみてください。
意外と、
リズムの悪さに気付き、
「ここを直すともっと良くなる!」
点に気付けるはずです。
ではまた!
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