【事実】と【評価】
こんにちは、
作文・論文アドバイザーの
藤本研一です。
昨日、
大学の先輩で弁護士の方から教わった話を
書きました。
弁護士の世界では
【事実】と【評価】を立て分ける、
という内容です。
ブログ↓
【事実】と【評価】。
【事実】は誰が見ても同じこと。
でも、【評価】は人それぞれのものです。
同じ【事実】でも、
【評価】の仕方は様々であるのです。
これは生き方にも 通じます。
たとえば、こんな事例で考えてみましょう。
ある日、あなたは
勤務先からリストラを通告されます。
会社をクビになったわけです。
このとき、
「リストラされた」のは
【事実】です。
リストラという【事実】を聞き、
あなたはどんな【評価】をするでしょうか?
「人生おしまいだ!家族離散だ!」
と言う人がいます。
これも【評価】の1つです。
リストラと言われた際は
「リストラ=人生おしまい」
という【評価】をしています。
でも、本人としては、
【評価】にすぎないことを
【事実】と間違えてとらえていることもあるのです。
「リストラされたから
人生おしまいだ」ということを
【事実】と誤解しているのです。
【評価】は人によって 異なります。
リストラを聞き
「人生おしまいだ!」
という【評価】もあります。
一方、こんな【評価】をする人も
いるはずです。
「あんな会社、
こっちから辞めてやろうと 思っていたんだ。よ~し、失業手当が出るから、
いっちょ東南アジアでも放浪するかな~」
これも【評価】です。
大事なのは、
昨日のブログ同様、
【事実】と【評価】を
混同させないこと。
これが重要なのです。
ツラいときは何が【事実】で、それをどう【評価】するか考えよう
「残業はないよ」と就職前は言われていたのに、
毎日、残業が続いている。
家に帰ると日付が変わっている。
何のために働いているか、わからなくなる。
寝ても疲れが取れない。
ゴールデンウィークでやっと
一息つける。
こんな方、いらっしゃるかもしれませんね。
仕事や人生がツラくなったら、
一度【事実】と【評価】について
考えてみてください。
具体的には、次の質問をしてみるのです。
質問1:あなたがツラいのは
どの【事実】から生じているのでしょうか。
質問2:その【事実】を、
あなたはどう【評価】していますか。
質問3:どんな【評価】をすれば、
仕事や人生は楽しくなりますか。
先程の例を考えてみましょう。
質問1:あなたがツラいのは
どの【事実】から生じているのでしょうか。
質問1の答え:
・「残業はないよ」と就職前は言われていたのに、
毎日、残業が続いていること
・残業から帰ると、家に帰ると日付が変わっている。
・寝ても疲れが取れない。
・何のために働いているか、わからなくなることがある。
質問2:その【事実】を、
あなたはどう【評価】していますか。
質問2の答え:
・思っていた仕事と違うから騙された気がする。
・仕事がキツすぎると感じる。
・ゴールデンウィークでやっと
一息つける。
質問3:どんな【評価】をすれば、
仕事や人生は楽しくなりますか。
質問3の答え:
・もともと自分の会社を持つことを
学生時代に夢見ていたから、
その修業としてまず3年、
耐えて力をつける。
・仕事がキツい分、
転職するために力をつけよう。
仕事の基礎力を身につけるチャンスだし。
結局、人間にできるのは
【評価】を変えることです。
【事実】は変えられません。
【事実】を変えられなくても、
【評価】を変えるだけで
生きやすくなれるのです。
【評価】を変えるのには、
自分で紙に今の【評価】を書いてみると
いいですね。
自分の心と向き合うことになります。
ではまた!
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