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高校入試記述問題をクリアして、高校レベルを1ワンランクあげよう!
今日の問題(理科)
問題 試験管に水溶液を入れ、試験管下部をガスバーナーで加熱した。
その際に沸騰石を入れる理由を答えなさい。
☆ 画像はこちらのサイトから引用させていただきました。
(http://www.k4.dion.ne.jp/~pisces-h/science/chemistry/boiling-and-melting-point/boiling-point/boiling-point-index.htm)
さあ、この問題、分かりましたでしょうか???
ブレイク You Tubeには理科に役立つ教材がいっぱい!
夏休みといえば、夏の自由研究。
「つらい・・・」という人もいるかもです。
そんなときはYou Tubeを観てみましょう!
観ておもしろい教材がたくさん上げられています。
個人的には、「光の速度を計る」という動画が好きです。
・・・こんな実験、よく19世紀に思いつくよな・・・、と思います。
超ひも理論を学ぶと、世界が違って見えます。
ロマンを感じますね〜。
解答
問題の確認です。
問題 試験管に水溶液を入れ、試験管下部をガスバーナーで加熱した。
その際に沸騰石を入れる理由を答えなさい。
では解答。
解答 試験管の中の水溶液が突然沸騰するのを防ぐため。
(水溶液が突沸するのを防ぐため)
この問題のポイント!
結果的には安全に実験をするのが目的です。
急に沸騰する(突沸 とっぷつ)と、試験管の口から液体が吹き出します。
これって、けっこう危ないんです。
だから、それを防ぐのが「沸騰石」という小さな陶器の石を入れるのです。
沸騰石を入れておくと、沸騰石の中の空気がすこ〜しずつ出てくるんです。
そのおかげで、水溶液が一気に沸騰せず、じわじわ沸騰するようになるのです。
記述時の注意
「突沸(とっぷつ)」(突然の沸騰)という言葉を書ければいいのですが、
試験当日にその言葉を思い出せないことがあるはずです。
そんな場合は「突然の沸騰」などと、書ける字を書きましょう。
漢字が書けなければ、「ふっとう」でも「沸とう」でもいいです。
「漢字を書き間違える」ぐらいなら、ひらがなで書いてください。
そのほうが減点は減ります。
理科の実験の記述問題のコツ
なお、理科の実験の「記述問題」は、
「なんのためにそれをやるのか」を書くのがポイント。
なかなか、受験生たちは個別の知識しか持っていません。
今回の問題も「突沸を防ぐため」というレベルの回答が多いです。
一歩先に行くには、「なんのために突沸を防ぐか」まで
答える必要があるのです。
なんのために突沸を防ぐんでしたっけ???
・・・試験管の水溶液が急に沸騰するのを防ぎ、
試験の口から水溶液が吹き出すのを防ぐため、です。
また明日、別の問題・別の教科でお目にかかりましょう!
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