目次
書く力が付くと、行ける高校のレベルが1ランクアップする!
知識があっても、書けないと点にならない
さあ、今日も早速問題からいってみましょう。
平成24年の北海道公立高校入試問題 社会科からです。
問題 大日本帝国憲法を作成するために、わが国の政府が参考にしたドイツ(プロイセン)の憲法にみられる政治制度の特徴を、「君主」ということばを使い、簡単に書きなさい。
ブレイク 夏休みは何するといい・・・?
夏休みですね。
長期休暇の際、子どもさんは「どっか連れてって!」とせがみます。
どうせ遊びに行くなら、勉強になる場所がいいですね。
私のオススメは「青少年科学館」。
科学的な展示やプラネタリウムが入っている場所です。
行ってみると、意外と面白いんです。
大人も時間を忘れたりします。
札幌の方は今年キレイにリニューアルオープンした
青少年科学館がオススメ!
なお、別ブログで札幌市の青少年科学館の記事を書いています。
見てみてくださいね!
解答
答 君主が強い権限を持っていること。
なんと解説動画があります!
私・藤本、ついにYou Tuberデビュー?
この問題の解説動画をアップロードしました。
ちょっと見てみてくださいね↓。
「すぐ答えが知りたい!」人は下の解説をお読みください。
解説
まず、この問題は何時代の話か分かりますか?
そうです、明治時代です。
大日本帝国憲法は日本初の近代憲法です。
戦後になって、今の日本国憲法が制定されたわけです。
いつ出来たか?
それは1889年。
「いち早く(1889)出す大日本帝国憲法」と覚えましょう。
なぜいち早いかというと、実はこの憲法は「アジア初」の憲法なんです。
誰が作った?
伊藤博文が中心となって、金子堅太郎らのチームが作っています。
当時、明治政府は困っていました。
憲法を作りたいけど、お手本になる国が少ない・・・。
当時、憲法を作る上でお手本になるのはアメリカ・イギリス・フランス・ドイツ(プロイセン)くらいでした。
江戸幕府が倒されたあと、日本全国には明治政府に不満たらたらの連中が沢山いました。
アメリカやイギリス、フランスの憲法は「自由主義」的です。
もし採用すると、「不満を言う自由」を認めてしまうことになります。
明治政府の中心者・伊藤博文は色々と考え、
ドイツ(プロイセン)にわざわざ行き、憲法について学んできました。
中央集権、という言葉がありますが
伊藤博文は東京の明治政府が日本の政治をすべて決める「強い国家」作りをしたかったのです。
そのお手本になると伊藤博文が考えたのがドイツの憲法でした。
ドイツが皇帝に権力を集中させる国家運営を行っていたからです。
そのため、解答の「君主が強い権限を持っていること」が正解となります。
皇帝=君主というわけです。
明治政府においては天皇=君主としたのです。
さて、いかがでしたでしょうか?
大日本帝国憲法はいつ出来たか、
制定の中心者は?
このことを知識として知っていても、それだけではこの問題は解けません。
文章で書ける力が必要なんです。
ですが、学校でも塾でも「知識」は教えてくれますが「答案への書き方」「書く力」は教えてくれません。
でも書けるようになると、公立高校入試5教科で30点追加できます。
十分に受験する高校のレベルを1ランク上げられるんです!
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また明日、別の問題・別の教科でお目にかかりましょう!
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