目次
仕事の行き詰まりは「専門特化」のしすぎが原因かも?
「うわ、自分って知の深化しかやってないじゃん…!」
最近、自分の仕事を振り返るなかで
ある重要な気づきがありました。
それは私のここ数年の取り組みは
「社会人の大学院進学アドバイス」
という専門性を深めること「だけ」をやっていたのではないか、
ということです。

1対1大学院合格塾は
社会人の大学院進学対策をマンツーマンで行う塾です。
なので、そのための「社会人の大学院進学アドバイス」の
専門性を高めることは一見するとプラスです。
ですがそれ「しか」やっていないと、
いつしか仕事が行き詰まる可能性があるのです。
今回は自身のキャリア(生き方)を考える際
「両利きの経営」の発想を取り入れるべき理由を解説します!

両利きの経営とは?
「両利きの経営」とは
近年 経営学で注目されている理論です。
「イノベーション(技術革新)を起こそう!」という言葉を
日常で聞くことも増えましたが、
「両利きの経営」とは
イノベーションをいかに起こしていくかに
注目した理論となっています。
イノベーションを起こすには
自分の専門性の深堀り(知の深化)だけでなく
自分の専門性を別の分野でも活かしていく(知の探索)が必要、
ということを示した概念なのです。

以下、詳しく見ていきましょう。
専門性の深堀り=知の深化
専門性を極めていくことを
「両利きの経営」理論では
「知の深化(しんか)」といいます。
専門という「知」をひたすら深堀りをして
極めていくというイメージです。
この「知の深化」って
社会情勢が固定であればやればやるほど
価値が高まっていきます。
例えばあなたが家電メーカーで働いているとします。
炊飯器を製造・販売するとき、
「もっと高性能な炊飯器を作ろう!」
「炭火で炊いたような味わいの炊飯器にしよう!」
とひたすら自社の技術を高めていくことを
考えるはずです。

また、ゲーム機を作っているメーカーですと
「もっと3D描写に優れたゲーム機を作ろう!」
「ハードウェアの容量を2倍にしよう!」
とひたすらゲーム機の性能を高める努力をするはずです。
社会に変化がないのであれば
「より高性能なものがほしい」
「もっと良いものが欲しい」とみんなが考えるので、
「知の深化」をして技術を高めるほど
売れるようになります。
実際、高度経済成長期の日本では
技術を深堀りするだけでどんどん製品が売れていきました。
最初は「白黒テレビが欲しい」から始まり、
「白黒テレビを持っているけどカラーテレビが欲しい」
「もっときれいな絵の出るカラーテレビを欲しい」
「もっと大きなテレビが欲しい」
と、技術を深堀りし高性能な製品にするほど
どんどん売れていったのです。

…ところが、社会というのは
日に日に変化しています。
仮に「知の深化」を極めても
社会がもうそれを求めていなければ「時代遅れ」となってしまうのです。
たとえばテレビにしても
いまテレビを見ない、
もっと言えばテレビを持っていない若者も増えています。
「より高性能なテレビ」を開発しても
そもそも売れなくなっているのです。
ちょうど私は北海道・夕張市の石炭博物館に行ったことがあります。
日本の石炭採掘技術って実はめちゃくちゃ高いんですけど、
石炭を専門的に掘る専門性をいくら極めても、
時代が石炭をあまり必要としなくなっていたら
それは「宝の持ち腐れ」にほかなりません。

なので「知の深化」だけだと
いつのまにか時代遅れになってしまうのです。
専門性の横展開=知の探索
じゃあどうすればいいのでしょうか?
それは自分の専門性を別の分野で使うこと、
つまり「横展開」することが大事なのです。
こういう専門性の横展開を「知の探索」といいます。
すでに自分が持っている専門性を、
別の場所で活用法を見つけていくというものです。
例えば先程の家電メーカーの例では
炊飯器の専門性を高めるだけでなく、
炊飯器を作る専門性を別の方向で活かしてみるというものが
挙げられます。
いま調理家電として
「切った食材を入れてスイッチを入れると
勝手にカレーが出来る」
ような電気調理鍋がありますが、
こういうふうに炊飯器にとどまらない使い方を考えていくのも
知の探索と言えるかも知れません。
あるいは体重計などで有名なタニタが
「タニタ食堂」などと健康的な食事を提供するレストランを運営することも
専門性の横展開といえます。
有名な例では
写真フィルム開発で培った科学技術をもとに
化粧品事業を展開している富士フィルムも「知の探索」を実現した例と
言えるでしょう。

単に専門性を極めるだけでなく、
別の方向でその専門性を活かす方法を考える。
これが「知の探索」のポイントなのです。
個人のキャリア形成にも「両利きの経営」の発想を!
で、この「両利きの経営」の発想は
個人のキャリア形成においても役立つのです。
よくキャリア形成においては「強みを伸ばす」「専門性を極める」ことが
重視されます。
たとえば自分の営業スキルを高めようとしたり
自身の英語力・提案力を伸ばしたりするという取り組みです。
これもたしかに重要ですが、
それだけでなく自分の知を
また別の分野で活かしていくという「知の探索」も重要なのですね。
藤本の塾の場合
私の塾の創業期を例にしますと、
私はもとも大学院修了後、私立高校で教員をやっていました。
教員としての専門性は
「教える」「学級経営をする」というところにあります。
2016年に私が塾を創業したときは
高校教員としてのこの専門性を
塾の運営に横展開をしたことになります。

(創業時のロゴです)
言うならば高校教員としての専門性を
「知の探索」として塾に活用していったわけです。
さらには塾の運営において
メインのお客様を社会人の大学院進学に絞った際、
もともと大学院に通っていた際の「知」を
塾運営に「知の探索」として活かしていったと言えるわけです。
継続しての「知の深化」「知の探索」が求められる…!
ここまでであれば
「高校教員や大学院の経験を塾に横展開したことで
すべてうまくいっている!」
とキレイな説明で終わります。
ですが、困ったことにここで終わらないのです…。
実は「知の深化」「知の探索」は
一度やったらそれで終わり、というものではなく
継続してやり続けていく必要がある、
という特徴があるのです。
私の場合「社会人向け大学院進学対策塾」の事業をメインにしたのは
今から5年前ですが、
これまでと同じことをするだけでは
塾の運営も頭打ちになってくるように感じています。
特に、生成AIの台頭により
単に知識を伝えるだけであれば
塾に通う必要がなくなってきているのです。
ところがここ数年 私の塾では
「社会人の大学院受験対策」という「知の深化」のみを重視しており、
「知の探索」がおろそかになっていた側面がありました。
(一生懸命 専門性「だけ」を磨いていると、
往々にして「知の探索」はおそろかになりがちです…)
それで
「うわ、自分って知の深化しかやってないじゃん…!」
と気付いたわけですね。
「知の探索」としてのボイストレーニング講座!
「知の深化」ばかりをやっていたことに反省した私。
「知の探索」として自分の専門性の横展開も必要だと
痛感しています。
私の専門性のうち、横展開出来るものとして
セミナー開催のノウハウがあります。
自分で講師をしてきたからこそ、
他の人を講師にお招きして
セミナーを開催するという専門性も当然持っているわけです。
なので今回 新たな取組として
「ビジネスボイストレーニング講座」を
4/18に開催する運びにしたわけです。

外部講師をお招きし、
セミナーを開催してもらうという「知の探索」の取り組み。
こういう新しい取り組みをすることで
自社の新たな方向性も見えてくるのではないかと思っているわけです。

あなたも今後のキャリア形成において
自分の専門性を伸ばす「知の深化」だけでなく
横展開する「知の探索」にも取り組んでみてくださいね!
それが自分の仕事の「行き詰まり」を打破するチャンスになるはずです!
「知の探索」は失敗がつきもの。失敗を恐れないチャレンジを!
…ただ、「知の探索」ってなにせ新しい取り組みなので
失敗するリスクもあります。
ですけど、
そのリスクがあるからこそ
うまくいった際には成長・成功が待っている、
と言えるわけです。
むしろ、あれこれ「知の探索」を小さくチャレンジしていき、
手応えがあるものに集中的に取組むことで
新たな可能性も見えてくるのです。

今回の「ビジネスボイストレーニング講座」も、
こういう「知の探索」の1つです。
ぜひ良いセミナーにしたいと思っていますので
どうぞよろしくお願いします!
※詳細とお申し込みはこちら↓
「大学院受験の対策方法をもっと詳しく知りたい…」
そういうあなたのために、
「本当に知りたかった!社会人が大学院進学をめざす際、知っておくべき25の原則」という小冊子を無料プレゼントしています!
こちらからメルマガをご登録いただけますともれなく無料でプレゼントが届きます。
データ入手後、メルマガを解除いただいても構いませんのでお気軽にお申し込みください。
なお、私ども1対1大学院合格塾は東京大学大学院・早稲田大学大学院・明治大学大学院・北海道大学大学院など有名大学院・難関大学院への合格実績を豊富に持っています。
体験授業を随時実施していますのでまずはお気軽にご相談ください。
(出願書類の書き方や面接対策のやり方のほか、どの大学院を選べばいいのかというご相談にも対応しています!)
お問い合わせはこちらからどうぞ!
























仕事の行き詰まりって、「専門特化」しすぎが原因かもしれません。経営学の「両利きの経営」では専門性を深める「知の深化」と専門性を横展開する「知の探索」の両立が重要だと説きます。私自身も大学院進学支援の深化だけでなく、ボイストレーニング講座など新たな挑戦を開始しています。キャリアの停滞を防ぐには「知の探索」の継続も大切ですよ!