作文って、なかなか難しいです。
ネタ探しの大事さはこれまでも書いてきました。
また、書きはじめると書きたいことが見つかることもお伝えしてきました。
しかし。
一番の問題は「どう書いていいかわからない」というところです。
たしかに、冒頭から人をひきつけたり、ジョークを言ったりするなどのテクニックは大事かもしれません。
ですが、一から勉強するとめちゃくちゃ時間がかかります。
イギリスでも、イギリス紳士の教育にはめちゃくちゃ手間と時間がかかります。
「本物だけ」を見させたり、
泥だらけでラグビーをさせたりと、まあ大変です。
文章修行も、一からやると手間と時間がかかってしまうだけです。
その状況を良くするにはどうすればいいのでしょう?
その方法が、石井貴士の『1分間文章術』にかかれています。
これは、ある意味カンタンです。
まず、自分をゼロの状態にします。
その上で、天才の文章をコピーするところから始めるのです。(27)
本書の内容のキーは、いわばこれだけ。
自分が好きな作家を見つけ、その作家の文章をはじめから書き写していく(キーボードで打っていく)だけです。
最速で上達するためのステップは、次の3つです。
1.自分が好きな作家の中から、「こうなりたい!」と思う作家を決める
2.その作家の文章を、そのまま書き写すトレーニングをする
3.自分で文章を書いてみる3の段階まで進むと、あなたの好きな作家が、まるであなたに乗り移って文章を書いているかのような状態で文章を書くことができます。
この状態で文章を書くことを、「ゴッドライティング」と読んでいます。(27-28)
自分が好きな作家の本を書き写す。
その際は処女作から書き写していきます。
一字一句正確に書いていきます。
言葉づかいも、カナ表記も句読点(、や。)もそのままです。
そうすると、作家の息遣いが学べます。
「文章はこう書くんだ!」とわかってきます。
現に私もやってみました。
好きな作家の処女作の「まえがき」からはじめました。
「ああ、この人はこういう工夫で書いていたんだ」ということに、いまさらながら気づきました。
まだ最後まで書き写せてませんが、文章のコツがなんとなく身についた気がします。
ぜひやってみてくださいね!
追記
『1分間文章術』を読んでいると、あることに気付きます。
「あれ、どこにも「1分間」が出てこない???」
そのオチは冒頭にありました。
そうなったら、書き写しのトレーニングを、1日に1分間だけでも行っていきましょう。
そうすれば、あなたの文章は、毎日上達するはずです。(12)
ちなみに。
石井貴士の本は私もいろいろ読んでいます。
受験生時代にも読みました。
『1分間記憶術』や『1分間勉強法』などはインパクトがありました。
ですが。
石井貴士の本は「実際にやってみる」まではできます。
「続ける」がなかなか難しいのです。
『1分間読書術』に至っては、内容がわからなくとも本をめくるのを
数ヶ月行う必要があります。
3日くらいならできます。
1ヶ月は続きません。
石井貴士の本を読むときは、心中する思いで「とにかくできるまでやる!」決意が必要でしょう。
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▼【学習のコツ1】「今日、自分は何を学んだの?」という問い。
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