すぐ潰れる会社の見分け方、お教えします!社名・ロゴにこだわる会社ほどすぐ潰れる事実!

藤本研一

Digest!
ある看板屋さんに聞きましたが、「すぐ潰れる会社ほど凝った社名・ロゴを使っている」傾向があるそうです。
一見すると、社名にこだわりを持っていたほうがビジョンも明確なのでいいように見えますが、創業期ってともすれば事業内容がコロコロ変わります。
最初から気合を入れた社名・ロゴにすると切り替えができなくなってしまうのです。
そもそも起業時は社名やロゴなんてどうでもいいのでお客さんに商品・サービスを提供するのが重要です。なのでこだわらずにスタートするのがオススメです!

潰れる会社・続く会社の見極め方



「俺は潰れる会社・続く会社の特徴が
 分かった!」

先日、ある経営者の方と
あれこれ話していました。

この経営者の方は
企業の看板作りを行っている会社さんです。


思い入れのある社名の会社ほど、早く潰れる!

雑談の中で
「潰れる会社・続く会社の特徴が
 分かってきた!」
という話を伺いました。

なんでも、
会社のロゴや社名に
最初から思い入れがある会社ほど
あっという間に潰れてしまうのだそうです。


実際、その会社に看板を注文するとき、

「この会社名には私の〜〜という思いを込めているんです」

「このロゴのこの部分にはこういう意味があって…」

「このロゴは絶対サイズは◯◯cm以上、
 ロゴの画像はこの色指定で!」

などと細かくいう会社ほど、
案外すぐにつぶれてしまうのだそうです…

(怖い…)。

テキトウな会社ほど、長続きする!

反対に、
会社の名前やロゴにあまり思い入れがなく、
看板注文の際に

「適当でいいからデザインして」

「会社のロゴがないので
 それっぽいロゴを作って入れて」

などとと言っている会社ほど
潰れずに長続きするのだそうです。



看板のデザインを注文する企業なわけですから
多くは創業の時期に当たります。

創業のときから
会社名やロゴにこだわっていると
すぐ潰れてしまう。

反対に、
こだわりがないと
潰れずに長続きする。



これ、けっこう不思議な感じがします。



通常ですと
会社の理念やビジョンもはっきりし、
お金と時間を入れてロゴを作っている会社のほうが
経営がいいように感じられます。


また、練りに練った会社名にしている方が
会社の思いも明確になっているように思われます。


大企業なら当てはまるが、中小企業はまったく別。

もちろん、大手企業になれば
この傾向は当てはまります。


ソニーやローソン・ニトリのような会社は
それこそ大金を出して
ロゴや看板のデザインを真剣に行っているからです。

ですが、私のようなひとり企業や個人事業主、
それに中小企業の場合、
そんなに真剣に取り組む必要は特にありません。

むしろ、会社名やロゴを
真剣に考える暇があるくらいなら
まず本業のサービスや経営に
全力を尽くすべきなのです。

まして創業時期から
あれこれ社名やロゴを考えるのは
時間の無駄です。

つまり、社名やロゴなどは
創業期(つまり看板を作る時期)に
こだわっていると
他のことが疎かになってしまうのですね。

起業するのに経営理念もビジョンもいらない!

以前私は
「起業をするのに経営理念もビジョンもいらない」
というブログ記事を書きました。



細かい経営理念やビジョンを考える暇があるなら、
まずサービスなり商品なりを販売し、
お客様に価値を届けることに
全力を発揮すべき、とお伝えしました。


ありがたいことに
「その通り」「一理ある」という
コメントをSNS上で寄せていただきました。

看板屋さんから聞いた会社名やロゴも、
経営理念やビジョン同様、
創業当初からこだわってしまうと
肝心の本業の経営がおろそかになります。

お客様も増え売上も爆上がりし、
資金が潤沢になってから
ゆっくり経営理念やビジョン・ロゴにこだわっても
遅くないのです。

なので創業期は
社名・ロゴなどは「適当」でいいから
本業に全力を尽くしましょう!

今回のポイント


創業期から社名・ロゴにこだわる会社は
さっさと潰れる?!
まずは本業に全力を!

名前・ロゴにまったく思い入れがなくごめんなさい…。

うちの会社の話をします。

私が起業した際も、名前・ロゴに
まったく思い入れなくスタートしています。

「日本ノマド・エジュケーション協会」
「作文教室ゆう」
「北海道個別学習塾ゆう」
「札幌駅前作文教室ゆう」
「1対1大学院合格塾ゆう」

塾名も6年で5回変わっています。

その上、
塾のロゴもなんだかんだ5〜6回変えています。

(作ってくださった方、すみません…)

個人事業から会社にするときも
いろいろ迷いましたが

「株式会社 藤本高等教育研究所」

という「それっぽい」名前にしてしまいました。

(実家の父親が言っていた社名を
 そのまま採用しました。
 この名前もそんなに思い入れがなくすみません…

看板屋さんの話を聞いて結果的に

「あ、自分はこのやり方で良かったんだ…」

とホッとした次第です。

創業期、サービス内容はコロコロ変わる!

創業期って、
実はサービス自体がコロコロ変わります。

私の知っている福祉施設の経営者の方も
創業当初は
「ビジネス名刺のスピード印刷」業をやっていました。

(これで資金を溜めた結果、
 福祉施設の経営に乗り出せたそうです

私の場合は小中学生向け作文塾からスタートしましたが、
創業1年目途中から「社会人向けの塾」に方針転換しました。



もし創業期に
お金と時間をかけて会社名(塾の名前)やロゴを
こだわり抜いて作っていた場合、
方針転換しづらくなります。


そうであれば
なんら思い入れなく会社名とロゴを決めて
とりあえず事業を始めてしまったほうが
途中で好きなだけ方向転換できるので
有意義なのです。


企業の本質は価値提供!社名やロゴは二の次!

それに、
本来 起業というのは
べつに社名やロゴにこだわるのが大事なのではなく、

自社で提供できるサービスや商品の
価値を高めることに焦点を置くべきなのです。



私の周りを見ても、
けっこう適当に会社名をつけている人が
たくさんいます。


こだわり抜いて
聞いたこともないカタカナ言葉や
アルファベット省略形の会社名にしているところほど
案外潰れていることが多いです。

 これは重要なアドバイスですが、
 高級なサロンを運営するのではない限り
 一度で聞いて覚えられないような
 横文字表記の会社名は
 やめたほうがいいです。

 お客さんも発音しにくい会社名だと
 そもそも問い合わせの電話もできません。

なので看板屋さんのアドバイスのように
起業する際
会社名・ロゴは「適当」に「思い入れ」なく
スタートするのがオススメですよ!

ではまた!


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