自分のために起業しても失敗する!あなたの起業は誰のためですか?

藤本研一

Digest!
「起業するのが自分の夢なんです」

たまにこういう方がいらっしゃいますが、
こと起業に関して【自分のため】に行っても
まったく上手くいきません。

それは起業では
【誰に/何を/どのように】サービス提供するかが重要なのに、
それを一切考えないままとなってしまうからです。

「誰のために」起業するかを明確にしましょう!

「自分の夢のために頑張ります」って言っていませんか?

「自分のために受験頑張ります」

「自分の勝利のために頑張ります!」

「自分の夢があるから頑張るつもりです」



こういう発言をする方って
時折いらっしゃいます。

受験を始めとする試験や大会において
「自分のために頑張る」というのは
そんなに悪いことではありません。

ただ、これで実力を発揮しやすい人と
かえって実力を発揮しにくくなる人に
大きく分かれます。

「自分のために」頑張る問題点。

自分のため、というと
ムダに肩に力が入ってしまうように
思うのです。

そもそも論になりますが
日本人的な成功方法において
「自分のために頑張る」のは
効果的ではない、と言われています。



もちろん、
自分の夢や目標のために
ひたむきに頑張っている姿は評価されるべきです。

でも、周囲からの応援ということを考えると
あまり「自分のため」と言わないほうが
サポートももらいやすいように思うのです。


起業のポイントは「誰のため」

これは起業もそうです。

「起業をするのは前から私の夢なんです!」

仮にこういう話をしても
「すごいな」とは思うものの

「応援しよう」

という気にはあまりなりません。

むしろ、

「あなたの夢なんだから
 勝手にやれば?」

と言われてしまうことも
あるかも知れないのです。


起業においては

「●●で困っている人の
 助けになりたい」

「地域の方々のお役に立ちたい」

「●●な人に喜んでほしい」

などと考えて行うほうが良いです。

起業は「誰に/何を/どのように」販売するか。


起業をしたいことを周りにいう際も

「●●で困っている人のお役に立ちたいんです」

と言ったほうがサポートしてもらえます。

それは起業って結局は
「誰に/何を/どのように売るか」
に終止するからです。

「起業が夢」という場合、
誰にサービスを提供するのかが曖昧です。


そうなると
起業の方向性がぶれてきます。

結果、
売上がまったく成り立たなくなってしまうのです。


ドラッカーも言っていますが、
仕事の売上は「外の人」しか
もたらしてくれません。


自分や自分の身内の「外の人」のうち、
誰に対してサービスを届けたいか。

これを厳密に考えていく必要があるのです。

今回のポイント


自分のために起業すると失敗する!
必ず「誰のため」かを明確にしよう!

フジモトの起業失敗談。


かくいう私も、
今回の内容には苦い思い出があります。


高校教員時代、
あまりにも日々がハードだったので
早くやめたい・早く独立したい思いでいっぱいでした。


なので
「さっさと独立したい」
「自分で塾をやりたい」という思いのみで
塾を起業しました。

この時、完全に
「自分のため」の起業となっていました。

「自分のため」起業だと待っているのは失敗…。

夢や目標のために起業するというと
なんだか「良いこと」のようですが、
自分のための起業だとまったく上手くいきません。

先程も述べたように
「誰に」対してサービスを提供するのか
曖昧でぶれてくるからです。

案の定、
起業後半年間
「売上ゼロ・お客ゼロ・妻のヒモ」に
成り下がってしまったのです。


今から思うと
「誰のために起業するのか」
「誰の悩みを解決したいのか」
「誰の役に立ちたいのか」を明確にすべきだったと
反省しています。

なので起業を目指す方は
「誰のための起業か」を考えていくのが
オススメですよ!


誰のために起業をするのか。

誰のために仕事をするのか。

このあたり、
考えてみてくださいね!

ではまた!


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