自分を進化させ続ける!エッシャーの世界展で学んだこと




 

エッシャーの世界展@札幌芸術の森美術館に行ったよ

 

昨日、
エッシャーの世界」展に行ってきました。

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場所は札幌芸術の森美術館

 

おそらく、

エッシャーって誰?

って言う人も、いるはずです。
この絵、見たことありませんか?

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上昇と下降

 

この絵、見たことあるはずですね。

 

ずっと階段が続く絵。

登っても登っても上につかないという、
人生の悲哀のあらわれ
のような作品です。

 

この作品を書いたのがマウリッツ・エッシャー(1898-1972)。

だまし絵の名手と言われます。
でも、
よく考えると、「だまし絵」って、
エッシャーをバカにした言い方ですよね。

彼がやりたかったのは単に
「表現したい」のであって、
「人をだましたい」わけではないのですから…

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この「エッシャーの世界展」はエッシャーの若い頃の
作品から晩年の作品、
師匠の作品まで
まとめたものです。

10/16(日)までですので、お早めに!

 

ちなみに3連休の中日の昨日は
死ぬほど混んでました!

 

エッシャーの強みは、自分を進化させ続けたこと

 

さて、
展示をぶらぶら観ていて
気付くこと。

 

「あれ、この絵、
さっきの展示コーナーになかった?」

 

似たような構図の作品が、
ちょっとあとの展示にも出てくるのです。

 

どういうことかというと・・・

 

まずはこちらを観てください。

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空と水Ⅰ

 

上から見ると、
黒い鳥が途中でいつのまにか
黒い海に変わり、

 

白い空が途中でいつのまにか
白い魚に変わります。

 

典型的な「だまし絵」ですね。

 

次はこちらをご覧ください。

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昼と夜

 

昼の光景が、
いつの間にか白い鳥に変わり、
時間も夜の光景に変わります。

 

逆に見ると
夜の光景が
いつの間にか黒い鳥に変わり、
時間も昼の光景に変わります。

 

よく見ると下部にある
畑(っぽいところ)が
白鳥になりかけています。

 

実際の作品はかなり大きいです。

だから、
昼の光景の影の長さが
場所によって違うこと、
夜の光景に「光」が書かれていることなど
工夫満載だと気付きます。

 

 

さて、
この2作品、
どこか似通っています。

 

この作品も見てみましょう。

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メタモルフォーシスⅠ

 

発想は全く一緒なんです。

「ちょっとずつ変化させると、
面白いよね」

でも、
作品の印象は大きく違います。

 

ハッキリ言って、
昼と夜」(風景が入っているやつ)
のほうが

すごみを感じます。

 

単に「ちょっとずつ変えると
面白いよね」の段階に、
風景を混ぜることで
全く新しい絵に仕上がっているのです。

 

 

この展示会を見ると、
こういう発見がたくさんあります。

 

「あ、この作品、
あの作品をもっと細かくしているんだ!」

 

例えば、

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こういう「トカゲ」を
ひたすら並べた
恐ろしく執念深い作品があります。

(もしこんなトカゲがいたら、
鳥肌モノです)

 

後には、こんな作品になりました↓

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紙に描かれた
トカゲ(?)が
立体化し、また紙に戻っています。

 

これを観て
思いました。

 

エッシャーは、
だんだん進化していっている!!!

 

そうです。

割と早い間に
画家として名声を得たエッシャー。

 

その後も、
自分のスタイルを見極め、
自分を成長させ続けたのです。

 

そのため、
過去の自分の作品を
さらに「発展」させていったのです!

 

昔と同じような作品を
作り続ける画家もいますが、
エッシャーはそれを
常にひねりつづけ、
発展させ続けました。

結果的に、
自分を進化させていったように
感じられるのです。

 

自分を現状維持させず、成長・進化!

 

これ、社会人にとっても
すごく大事なことだと思います。

 

社会に出ると、
だんだん
自分の「仕事の仕方」が固まります。

 

仕事を、
もっと深める・発展させる
発想がなくなります。

 

要は
「今の自分でいいや」
と思い、現状維持をつづけてしまいます。

 

エッシャーの作品を見ると
「それではダメなんだ!!!」
というメッセージが強烈に伝わってきます。

いまの自分の「仕事の仕方」を
現状維持せず、
さらに発展させる!

その思いが必要なんだと思います。

 

自分の進化に必要なもの

 

さて、
では自分を発展させ、
進化させるには
何が必要なのでしょう?

 

エッシャー展には
そのヒントが有りました。

 

そのヒントとは・・・

 

 

 

 

基本の力

 

です!

 

 

 

「基本の力って、何?」

 

それはエッシャー展の
冒頭を観ると分かります。

 

初期のエッシャーは
すごく細かい写実的な
作品を作っています。

 

「だまし絵」要素ゼロの作品を
作り続けているのです。

 

 

「だまし絵」要素ゼロで、
普通の「画家」ができそうな作品を
ちゃんと作っています。

 

つまり、エッシャーは
絵を描くための基本の力を
みっちり修行したのです。

 

その修業の上に、
彼独自の世界観のある
作品を作れたのです。

 

 

だからまずは
「基本の力」を
学ぶ必要があります。

 

社会人として
「いい仕事をしたい!」
「もっと自分を成長させたい!」
なら、

「基本の力」を学ばなければ
上には行けないのです。

 

自分を高めるための「基本の力」とは?

 

その「基本の力」とは、

ビジネスでは「書く力」や
「コミュニケーション力」になるでしょう。

 

「書く力」は、
自分の思考を深めることに
つながります。

 

「書く力」を高めると、
まわりの人に
自分の考えを適切に伝えられるようになります。

 

つまり、「書く力」を高めると
必然的に
コミュニケーション力も高められるのです。

 

そんな大事な「書く力」、
ぜひ高めていきたいですね!

 

あ、最後に「エッシャーの世界」展で撮った
だまし絵的写真です。

 

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ではまた!


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