試験情報は「集める」だけでは意味がない!
1つの資料にまとめることで
分析を行うことが対策の鍵となる!
目次
今週日曜は小樽商科大学MBAの試験日です!
今週日曜日9/26何の日か
ご存知でしょうか?
9/26は
小樽商科大学大学院
アントレプレナーシップ専攻の
試験日です。
社会人入試の試験本番となっています。
(せっかく別の回答を考えてくださった方、
すみません・・・)
OBSを受験する皆さん、応援しています!
北海道で唯一
通学でMBA(経営学修士)が取れるという
この大学院。
(通信制ならほかにもあれこれありますし、
北海道大学でもMBA自体は取れるのですが、
「社会人が仕事の後に通える」という意味では
小樽商科大学のみ、らしいです)
通称はOBS(小樽商科大学ビジネススクール)。
うちの塾からも
今週受験なさる方がいらっしゃいます。
応援していますね!
開業以来、毎年OBS対策を実施しています
さて、私の塾には開業以来
毎年OBS受験対策のお問い合わせが来ています。
これまでも
何人も通塾してくださっています。
こうやって
かれこれ5年近く対策講義を行っている関係上、
過去問や面接情報など、
多くの情報が私のもとに集まってきています。
(↑集めてきた過去問の一例)
うちの塾からOBSに進学なさった方から
「MBAを取得して、
いまこういう活躍をしています」
とご報告いただくケースも多いです。
せっかくの過去問を分析していなかったことに、反省…。
ただ。
いままでの私は
「目の前の受講生の方の講義」を行うことで
頭がいっぱいであり、
せっかく集めてきた過去問の分析や
受講生の方から伺ってきた試験当日の情報について、
頭の中に入れるだけでした。
1つの資料にまとめ、
分析してはいなかったのです。
これ、もったいなかった上に、
受講生の方に対しても申し訳なかったな、
といまさら思っています。
開業当初はそもそも受講生の方も
そんなに多くなかったので
「目の前の受講生の方の講義のみ」
を行っていても問題はありませんでした。
過去問分析をしたところ、受講生の方にも好評!
ですが、
ありがたいことに
うちの塾には多数の受講生の方が
いらっしゃっています。
「せっかく集めてきたのだから、
過去問を分析し、
そこから得られた知見をお伝えしたら
もっとお役に立てるのでは…」
ようやくここに思い至り、
先日 一念発起してこれまで集めた過去問や
面接情報などの「分析」を行いました。
A4用紙にまとめたものを
今週OBSの試験を受ける方にお送りしたところ
たいへん喜んでいただけました!
(たいへんおこがましい言い方ですが、
作っていて
「これ、自分がOBSを受けるなら
絶対買うな…」
と思えるような内容になりました)
大学院進学の情報、集めるだけでは意味がない!
試験情報って
大学院進学の際に
集めるケースが多いですが、
「集める」だけで
結局活かしきれていないことも
ありますよね。
…私もOBSの分析を再度やってみて
「あ、OBSで出題される試験って、
必ずしも【日本経済新聞「経済教室」】だけでは
なかったのだな…」
と再認識できました。
OBSはここ3年間は
日経新聞の「経済教室」の記事が引用され、
その記事の「要約」問題と
「自分の考え」を書かせる問題が
出題されてきています。
しかしながら、それ以前の問題になると
別の出典のものもある上、
時折 出題傾向が違う問題が
出されていることにも改めて気づきました。
今回 過去問の内容を1枚の資料にまとめてみることで、
今後より適切なアドバイスが受講生の方に行えるな…、
と気づいたのです。
試験情報の整理、
ホント大事だと痛感した次第です。
今回のポイント
今回のポイントです。
1つの資料にまとめることで
分析を行うことが対策の鍵となる!
大学院進学対策、ピント外れな対策、していませんか?
社会人の方が大学院進学を目指す場合、
「情報」をいかに集めるかが
課題となってきます。
特に、自分の出身校でもない大学の場合、
受験情報を自力で集めるのは
なかなか困難です。
ただでさえ日中は仕事をしているわけですし、
時間があるならそこは「勉強」時間に充てるべきなので、
「正直 出題内容の分析に時間を掛けられない…」という人も
多いかもしれないのです。
作家・内館牧子さんの失敗談。
以前もブログ記事で紹介しましたが
大学院進学体験談が書かれた
『養老院より大学院』という本があります。
作家で横綱審議委員でもある
内館牧子(うちだて・まきこ)さんが
東北大学大学院 修士課程を目指した際の
体験談をまとめたエッセイです。
横綱審議委員である関係上、
神事としての大相撲を研究するために
東北大学で「宗教学」を学びたいと考えた内館さん。
〈宗教学というくらいだから、
きっと各宗教についての教義などが
出題されるのだろう〉
そう考え、大学院進学への試験勉強として
書店で「キリスト教入門」「イスラム教入門」など
「宗教」に関する本を買いあさり、
ひたすら内容を暗記していたそうです。
ところが。
試験当日に出題されたのは
「宗教」に関する知識ではなく
「宗教学」でに関する知識でした。
宗教学というのは「宗教」を
学問的に分析した学問です。
宗教学で議論されている論点や
宗教学での各学派の歴史などが
当日試験で出題されたのです。
…要するに、
「キリスト教入門」「イスラム教入門」に
出てくるような内容は
【一切出題されなかった】わけです…。
ピント外れな大学院進学対策、していませんか?
私も受講生の方と
大学院進学のアドバイスを行っていますが
内館さんのように時折
「ピント外れの受験勉強」をしている方に
気づく場合があります。
(内館さんは2回めの受験で無事合格なさっていますので
念のため)
そこから軌道修正し、
無事 試験合格につながった方が
数多くいらっしゃいます。
…これ、もし最後まで独学のままだったらと思うと
正直怖くなったこともありました。
私の経験・知識、お役に立てれば幸いです!
内館さんはテレビでも時折目にしますし、
大学関係の知人ももとから多い人だと思います。
そういう人であっても、
独学のままだとピント外れの対策を
してしまうことがあるわけなのですね。
その上、こういう大学院進学に関する情報やノウハウって
意外なほど出回っていないものです。
まして、OBSなど
個別の大学院に対する試験情報を
まとめて持っているという人も
少ないかもしれません。
集めてはいても
分析しているという人は
もっと少ないですし、
過去問の分析って、
ある意味「専門の人」じゃないと
ほぼやらないですよね…。
だからこそ、
私が集め分析してきた内容、
うちの受講生の方の何らかの
お力になれれば、と思っています!
試験、応援していますね!
ではまた!
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