継続は力なりとは言うけれど…。新しく始める前に今やっていることの体系的廃棄を!

 

今回のポイント
新年度直前!新しいことを始める前に
「今やっていることの見直し」と
「体系的廃棄」を!

 

「継続は力なり」の問題点

 

☆本日の内容は動画でも解説しています↓

 

よく
「継続は力なり」といいます。

 

 

実際、私も
「継続は力なり」、
好きな言葉の1つです。

 

 

 

ただ。

 

この言葉には問題点もあるように
感じています。

 

何かというと、
単に「続けること」自体には
あまり価値がない可能性もあるからです。

 

 

 

始めたときには効果があったものでも、
いま現在も効果があるかはわかりません。

 

 

 

でも、「続ける」ことを重視してしまうと
結果エネルギーの無駄遣いになってしまうことも
多いのです。

 

フジモトが主催イベントを減らした理由

 

すでに何度か書いていますが、
私は以前
「読書会を月に5〜6回開催している」
ことを誇っていた時期があります。

 

ただ、いまは精査して
2つに減らしています。

 

 

なぜかというと、
はじめたときには意味があっても、

だんだんと惰性になったり、
人が来なくなったりしていたからです。

 

結果的に半分以下に減らす形になりましたが、
こちらのほうが負担も少ない上に
楽しく取り組めているのがありがたいところです。

 

 

新しく始める前に、何かをやめたほうがいい理由。

 

人間、春になると
何かを始めたくなります。

 

 

まして明日から新年度になりますが

「新年度からこれを始めたい!」

という思いを持つ人も多いかもしれません。

 

 

実際、今年から新生活になる人も
いらっしゃると思いますし、

新年度に新たなスタッフが入ってきて
気持ちが一新するという人も
いらっしゃると思います。

 

 

何かを新しく始める。

 

このためには
「何かをやめる」ことも
同じくらい大事です。

 

 

これを経営学者ピーター・ドラッカーは
「体系的廃棄」と言いました。

 

ドラッカーは

〈9ヶ月に1度、
自分の時間の使い方を記録し、
すでに必要性のなくなったもの・
意味の薄れたものを廃棄していくことが大事だ〉

と主張しました。
(『経営者の条件』)

 

たとえ昔から行っていることでも
すでに必要性や意義がなくなったものは
思い切って取りやめる必要がある。

 

ドラッカーはそういうのです。

これ、「当たり前」に思えますが
意外とそうでありません。

 

 

人間、何かを始めることよりも
何かをやめることのほうが
難しいからです。

 

 

 

まして、私は以前から
「新しいことをやりたがる」傾向が
時折あります。

 

その結果、やるべきことばかり増えて
本質的な行動がほとんど取れていない。

 

 

そんなことがしばしばあるのです。

 

起業したての時期の落とし穴

 

起業したての人は
特にこれ、注意が必要ですね。

 

 

起業したての頃って
時間はあってもお客さんがいないので
焦ってあちこちの会に顔を出します。

 

おなじく起業したての人と組んで
ジョイントセミナーやイベントをやりたがります。

 

 

忙しくはなっていくものの、
本業には全く関わりのない活動ばかり。

 

 

いつしか「つきあい」でもらう仕事だけになり、
「なんでも屋」になってしまう。

 

 

…こういう人ってけっこういますし、
現に私もこういう傾向が強かった時期があり
反省しているところです…。

 

 

 

でも、これ、
一度はじめてしまうと
なかなかやめられません。

 

すると、
本業以外のことで忙しく、
本業へ注力ができないまま
時間だけが経ってしまうのです。

 

 

 

だからこそ、
新しく何かを始めるには

「今やっていることを見直し、
必要性の薄れたものは
廃棄する」

ことが大事なのですね。

 

麻雀に学ぶ「体系的廃棄」の発想

 

このとき、
必要性がゼロになったものや
マイナスになったものは切りやすいです。

 

 

問題なのは
必要性が「ちょっとはある」場合です。

 

必要性がゼロやマイナスのものは
切りやすいですが、
「ちょっとは需要がある」
「ちょっとは役に立つ」場合こそ
切りにくいものなのです。

 

 

いろんな考え方はありますが、
私はそういう場合
一度「廃棄してみる」のが一番だと考えています。

 

廃棄してみて問題があれば
再度行えばいいのです。

 

 

もし廃棄しても問題がないのであれば
そのままで構わないのです。

 

 

 

学生時代、私は少々麻雀をたしなんでいました。

 

麻雀が教えてくれる
(数少ない)メリットは

「いい牌(パイ)を得るためには
そこそこ役立つ牌も捨てなければならない」

という事実です。

 

役ができそうな状態で、
切るには惜しい牌を思い切って捨てる。

そうすることで
チャンスが広まるものなのです。

(麻雀のルールがわからない方、すみません…)

 

 

これは社会人のキャリアアップや
習い事にも当てはまります。

 

顔を出す会やセミナー・習い事を増やすのって
意外と楽です。

 

でもその分、
自分の自由時間が減ります。

体力も使います。

お金も使うことになります。

 

 

すると、「忙しすぎてすべてが中途半端」に
なってしまうことも多いのですね。

だからこそ、
新しいことを始める前に

「今やっていることを見直し、
必要性の薄れたものは
思い切って廃棄する」

ことを始めてみてはいかがでしょうか?

 

今回のポイント

 

 

今回のポイントです。

 

 

新年度直前!新しいことを始める前に
「今やっていることの見直し」と
「体系的廃棄」を! 

 

新しく始める前には何かを辞めることから!

 

新しいことを始めるのって
ワクワクします。

ですが、「すでにやっているもの」を
廃棄するのって
いささかツライです。

 

 

罪悪感もあり、
気が進まないことも多いのです。

だからこそ、
「やる気のある人」
「がんばっている人」は
どんどん新しいことを始めていきます。

 

結果、時間に追われ
すべてが中途半端。

 

 

そういうことも
少なくないのです。

 

 

私も「その傾向」があるからこそ、
新しいことを始める前に

「すでにやっているものを見直し
廃棄する」

ことを大事にしたいと思っています。

 

 

 

麻雀でも
いい牌を得るには
切るには惜しい牌を
思い切って捨てなければなりません。

 

手元においておける牌は
13枚しかない以上、
どんなにいいものでも捨てざるを得ないのです。

 

1日は24時間ですが、
このうち睡眠時間や食事・入浴時間などを引くと
1日で使える時間って、
おそらく13時間くらいでしょうか。

 

これは麻雀牌13枚とほぼ同じです。

 

このなかで新しく始めることを増やすなら、
当然何かを捨てるべきなのです。

 

 

なので
「新しいことを始める前に
何かを廃棄する」
ことをお忘れなく!

 

 

そうすると、
新たな取り組みもやりやすくなりますよ!

 

ではまた!


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