入試の問題って、意外と役立つ!入試現代文は大学側からのメッセージである!

今回のポイント
入試の現代文や小論文の問題は
意外と「役に立つ」!
その意識で勉強してみませんか?

 

入試小論文に加えて、入試現代文も講義中!

 

ここ1ヶ月ほど、
入試の小論文だけでなく、

リクエストにお答えする形で
「入試現代文」の解説も
授業で行うようになりました。

 

いままで、
あまり入試現代文の
解説をすることはありませんでしたが、

 

「問題の解き方がわかりました!」

「わかりやすいです!」

と好評です。

 

教える関係上、
「入試小論文」や
「入試現代文」の問題も
いろいろ読んでいます。

 

 

こういう文章を読んでいると、
めちゃくちゃ勉強になりますね!

 

入試現代文の問題って、けっこういい内容のものが多い!

 

実は入試問題って、
けっこういい内容のものが多いです。

 

何かというと、

(1)じっくり読まないとわからないもの、

(2)読むとためになるもの、

…が出題されるからです。

 

(1)じっくり読まないとわからないもの

 

「(1)じっくり読まないとわからないもの」
を出す理由は
現代文の読み取り問題を出すことで、

「物事を正確に理解できるか」

「日本語の文章を
正しく読み取っているか」

がわかるからです。

 

入試現代文に出る文章には
表面的な内容だけでなく、
「深読み」する必要がある文章が多いです。

ある意味、文章に書かれていない「知識」も
必要になることがありますが、

それも含めて
じっくり熟読することで
答えが見えてきます。

 

 

この力って、
単に入試に役立つだけでなく、

大学に入った後や
仕事をする際にも役立つわけです。

 

 

それこそ、
大学の授業でレポートをまとめるときや、
社会に出てメールや報告書をまとめる際にも、
また報告事項を読む際にも役立つ力になるのです。

 

(2)読むとためになるもの

 

「(2)読むとためになるもの」、
のような入試問題も
けっこうあります。

 

 

何かというと、
入試問題って
受験生がある意味「強制的」に
読まされる文章だからです。

 

おそらく、入試の出題者側も、
どうせなら

「あの大学、いい文章を出していたな…」

「あの文章、意外と良かった…」

と思われたいのだと思います。

 

実際、現代文の入試問題を読むと、
「現在」という時代の諸問題について
考えさせる内容が多く出ています。

 

「近代」をいかに乗り越えるか、
「環境問題」の解決方法、

グローバル経済の課題、
AI化と人間の関係などなど、

けっこう現在社会を考える上で役立つ問題が
出ているのです。

 

 

こういう内容の話、
講義の合間に話すと
受講生の方は興味を持ってくれますね。

 

「近代法学って、
【理性】ばっかり重視するから
けっこう片寄っているよね!」

とか

「経済学の「合理的経済人モデル」って
めちゃくちゃイヤなやつだよね!」

とか、そういう話を授業の合間に言うと
喜んでもらえるのです。

 

 

そんなわけで私自身、
現代文や小論文の問題解説をするのが
けっこう好きなのですね。

 

入試小論文に大学院の大先輩の本が出題されていました!

 

ちなみに。

2019年の北海学園大学の入試問題には
『「自由」はいかに可能か』(苫野一徳 著)
という本の文章が引用されていました。

 

 

引用していた部分も、
なかなか勉強になる部分でした。

 

 

まさに「(2)読むとためになるもの」に
当てはまる文章でした。

 

 

この本の著者の苫野さん、
実は大学院の「大先輩」にあたります。

 

この苫野さんが主催する勉強会に
大学院生時代、参加していました。

 

当時から本を出されていた方なのですが、
まさか入試問題に採用される日が来るとは
驚きでした!

 

しかも、受験生の指導のために
過去問を解いていた際、

「どっかで読んだことある文章だな…」

と思ったらこの本からの
出題であったことに気付きました。

スゴイことですね!

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

 

入試の現代文や小論文の問題は
意外と「役に立つ」!
その意識で勉強してみませんか?  

 

入試の内容って、役に立たたない?!

 

たまにですけど、

「入試に出る内容なんて
何の役にも立たない!」

と断言する人がいます。

 

 

私も以前は
そう思っていた時期がありますが、

いまではその考え、
誤りだったなあ、と思っています。

 

 

意外と役立つ内容も多いからです。

 

現代文の文章も、
小論文の試験も、
大学に入ってから、
また卒業後にも使えることが多いです。

 

実は入試問題って、
大学の入試担当者からの
「メッセージ」なのですね。

 

特に、
入試現代文には大学側からの
受験生への思いが直に現れているのです。

 

 

せっかく入試を受けてくれたのだから、
受かっても落ちても

「あの大学、
なかなかいい問題を出していたな」

と思ってほしい人も
当然いるはずです。

 

また、

「少なくとも、大学を目指すなら
こういう内容は知っておいてほしいな」

という想いも
文章に込められているのです。

 

(そうでない人も勿論いますが)

 

 

どうせなら
「知的好奇心を引き出す文章」を
出題したいでしょうし、

「受験生に知っておいてほしい内容」も
問題として出すはずです。

 

 

まとめ!

 

まとめます。

 

入試対策って
たしかに大変です。

 

ですけど、
せっかくならその入試を
「自分の今後」に役立ててほしいなと
思うのですね。

 

 

どうせ入試を受けるのなら、
単なる「試験」に終わらせず、

入試対策を通した「学び」を
今後に役立てていけたほうがいい。

私はそう思っています。

 

そのため、
受験生の方への授業では
そういう内容も
お伝えするようにしています。

 

 

すると、入試のための
「苦痛」な勉強が、

今後の自分の成長につながる
「貴重な学び」に変わっていくのですね。

 

小論文や現代文という内容も
授業でお伝えしていますが、

そのなかではこういう
今後につながる学びの大事さも
伝えていきますね!

 

ではまた!

☆こちらも参考にしてみてください。

知るか知らないかで人生が変わる!小論文試験対策の基本〜大学入試・大学院入試・就職試験・転職試験対応〜


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