講座冒頭で「自虐」を言うべき理由。

今回のポイント
相手の期待値を
ヘタに上げすぎない!
それがいい反応を得るためのポイント!

2日連続でプレゼンテーション研修、実施しました!

「私、根性無しなんですよ!」

 

 

11/21・22と、
2日連続で【プレゼンテーション研修】の
講師を務めました!

 

 

11/21は札幌市南区の
札幌新陽高等学校 探求コース1年生
50名を対象にしてのプレゼンテーション研修、

 

11/22は羽幌町での
団体職員さん22名を対象にした
プレゼンテーション研修です。

 

おかげで、どちらも大好評でした!

 

ちなみに羽幌はここです↓

札幌からバスで
3時間なんですね〜。

 

帰りはバス→JR経由で
【5時間】かかりました 笑

 

 

冒頭で「自虐」を言うべき理由

 

2回とも、
私が冒頭でお話したネタがあります。

 

 

それはいきなりの
「自虐」ネタです。

 

 

私、講座冒頭でこういうトークから
始めたんですね。

「きょうはプレゼンテーション研修ですよね。

みなさん、考えていただきたいことがあります。

それは【プレゼンテーション研修の講師】って、
プレゼンテーションが
 めちゃくちゃ上手な人が
 講師をしてそうじゃないですか。

これ、そうとうプレッシャーなんですよね。

 

言ってみればお笑い芸人が
 「いまからめっちゃ面白いことを言います!」
って言ってからネタをいうようなもんです。

 

 ぜったい、やりにくいですよね!」

 

 

ありがたいことに
ここで笑いが起きました。

 

 

続けて、こう言いました。

 

「私、もともと高校教員なんですけど
毎日2時間電話をかけていた
 クレーマーのお母さんがいたんですね。

もう、電話が鳴るのが怖すぎて
 結局やめちゃった根性無しなんですね。
 
おまけに、いまも
固定電話をみると
吐き気がしてくるんですよ。

 ホント、情けない話です」

 

 

こういう自虐トークから
話し始めました。

 

 

相手の期待値を下げよ!

 

私、何のためにこういう
トークを言ったのでしょうか?

 

それは
「期待値を下げるため」
です。

 

これ、なにかといいますと、
同じことを言っても

【期待値が高い状態】と、
【期待値が低い状態】とでは
効果が全く違うからです。

 

 

「きたな美味い店」か、見た目通りに美味い店か。

 

たとえば、です。

全く同じ味のカレーライスを出すお店が
2軒あるとします。

 

どちらも、
めちゃくちゃ美味しいカレーです。

 

片方のお店は
路地裏にあります。

看板が色あせています。

のれんはシミだらけ。

壁には3年前のカレンダーが
タバコのヤニでネチャネチャになっています。

店員さんのエプロンも
ヨレヨレ。

そのお店で
【500円】でめちゃくちゃ美味しいカレーが出てきます。

なぜかこのカレーだけは
容器もスプーンもピカピカなんです。

 

 

 

もう片方のお店、
百貨店のレストラン街にあります。

 

新装開店の花輪が飾られています。

店内はピカピカです。

店員さんのエプロンもキレイです。

そのお店で
【3,000円】でカレーが出てきます。

 

むろん、容器もスプーンもピカピカです。

 

 

 

どちらも全く同じカレーですが、
どっちがより美味しく感じるでしょうか?

 

 

おそらく前者のほうが
感動は大きいはずでしょう。

 

「え、こんな汚い店なのに
こんなに美味しいなんて!」

(とんねるずの「きたな美味い店」ですね)

 

そんな
驚きがあるはずです。

 

 

感動のあまり
リピーターになるかもしれませんね!

 

 

 

一方、後者の場合は

「まあ、これくらいの金額出せば
おそらくこういう味だよね」

と感動はあまりないかもしれません。

(味がわからない人には
後者のほうが反応がいいかもしれませんが)

 

期待値によって、感動は変わる。

 

これ、何が違うかと言うと、
「期待値」です。

 

期待値が低いと
同じものでも
感動はめちゃくちゃ大きくなります。

逆に、期待値が高いと
全く同じものでも
感動は小さくなるのです。

 

 

…ここだけの話ですが、
人間の頭って、
そんなに性能良く作られていないんです。

もし「味」の判定を
客観的に行えるなら、

前者のお店も
後者のお店も
どちらも「同じカレーだ」と
認識することでしょう。

 

 

ですけど、
まったく同じカレーでも
店に入ったときの「期待値」からのズレによって、

  「めっちゃ美味しい!」

という認識にも、
はたまた

  「まあ、これくらいの金額出せば
おそらくこういう味だよね」

という認識にもなるのです。

 

 

講座冒頭では期待値を下げよ!

 

 

さて。

私が講座の冒頭で
あえて【期待値を下げる】話をしました。

 

 

すると、
お客さんの反応が
より良いものになるのですね!

 

 

ありがたいことだと感じています。

 

 

(もちろん、どちらも真剣に講座を提供していますので、
念のため)

 

11/22に実施した
団体職員の方対象の研修も、

「仕事に役立つプレゼンの技術を
学ぶことができました!」

「実践的な研修が多くて
とても楽しい講座でした!」

と好評の声をいただくことができました。

 

 

妙なプライドがあなたの邪魔をしているかも?!

 

今日お伝えしたいことがあります。

それは話の際に
あえて【期待値を下げる】話をすることの
意味です。

 

 

むろん、講座の中身を良くするためスキルを
磨くのも大切です。

 

ですけど、人によっては
それが妙なプライドになってしまいがちです。

 

その結果、講座の最初から

「俺って、すごいんだぜ!」
「こんなに結果を出しているんだ!」

と言いがちになります。

(意識高い系の人に多いミスです)

 

そうすると、お客さんの
期待値が【高め】になります。

 

【高め】の期待値以上に
感動を提供するのって、
めちゃくちゃ大変なのです。

 

 

これだと
もったいないのですね。

 

だからこそ、
最初から期待値を上げすぎないというのが
ポイントになるのですね。

 

 

同じように
仕事の際も
商品・サービスの期待値を
上げすぎないことが地味に重要なのです。

 

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

・・・・・・・・・・・・・・・・
相手の期待値を
ヘタに上げすぎない!
それがいい反応を得るためのポイント!
・・・・・・・・・・・・・・・・  

 

「これから超・感動する話をいいます!」ってハードル上げてませんか?

どんなに感動的な話も、

 

「いまから世界中が泣いた、
超・感動的な話をします!

もう、ハンカチ無しでは聞けないから
必ず用意しておいてください!!」

 

…などと始めに言ってしまうと、
めちゃくちゃ期待値が上がります。

 

そうなると、
「並」の感動話をしても
感動の度合いが下がってしまうのですね。

 

むかしから

「能ある鷹は
爪を隠す」

といいます。

 

才気走っている人ほど、
自分の「才気」がキッカケで
相手の反応を下げてしまいがちです。

 

だからこそ、
講座冒頭で「自虐」をあえてするのって
おすすめですよ!

 

(だからといって、
やりすぎには十分ご注意を!)

 

ではまた!

 

☆自虐ネタを言うべき理由を
教えてくださった
日報コンサルの千田涼介さん、ありがとうございます!


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