作文の書き方107 思わず相手を引きつける!セリフ法で書き出しをラクラククリア!

 

今回のポイント
読み手を引きつけるため、
【セリフ法】で書き出そう!
誰かの切実な悩み・相手へ呼びかけるセリフを
書いていこう!

 

どう書き出したら良いの…?

 

「どうしよう、
文章を書こうとしているんだけど、
 どう書き出したらいいか、サッパリわからない…」

 

文章を書く時
こんなことで悩んでませんか?

 

多くの人が悩んでいる
かもしれませんね。

 

 

特に困るのが「ブログ」です。

どう書いていいか分からないと、
そもそも書き出すことすら
できなくなります。

 

 

その結果、
「もういいや!」
となってしまいます。

 

 

結果、ブログを挫折することにも
つながってしまうのです。

 

…おそらくブログを挫折したり、
文章を自分で書くのを
断念したりする理由には

【どうやって書き始めればいいか
 分からない】

ことが大きいと思うのですね。

 

ブログは「書き出し」が難しい!

 

実際、私も
ブログの書き出し、
悩むことが多かったです。

 

一時期は決り文句を毎回書いていました。

「こんにちは、
文章アドバイザーの
藤本研一です」

という【決まり文句】で
毎回対応していたのです。

(毎回同じだと飽きられるので
すぐやめましたが 笑)

 

実は、文章の書き出しは
作家でも悩むことが多いと聞きます。

 

そのため、一番いいのは
「ある程度書いてしまってから
 書き出しを最後に書く」
という方法のようです。

 

ただ、納得いくまで
自分の作品に時間をかけられる
プロの作家と違い、

われわれには「時間」の制限があります。

 

 

1本のブログ記事を
「納得いくまで何ヶ月もかけて書く」
ことなんてできないわけですしね。

 

 

「どうしよう、
文章を書こうとしているんだけど、
どう書き出したらいいか、サッパリわからない…」

 

だからこういうことで
悩んでしまうのです。

 

そんなとき、
役立つ方法があります。

 

 

それが
 【セリフ法】です。

 

これをマスターすると
相手を引き込む
「書き出し」を
書けるようになるはずです。

 

 

しかも、あまり悩まずに使えます。

 

そんないい方法、
知りたくはないでしょうか?

 

…というわけでさっそく説明しますね!

 

とっても役立つ!【セリフ法】で書き出しクリア!

 

【セリフ法】は
単純明快です。

 

誰かの「セリフ」から始めるという
方法です。

 

 

例えば、今回のブログ記事の冒頭を
思い出してください。

 

「どうしよう、
文章を書こうとしているんだけど、
どう書き出したらいいか、サッパリわからない…」

こう始まっています。

 

 

これ、【誰かの心の声】をイメージして
書いています。

誰かの【独り言】や
【切実な悩みのセリフ】を
冒頭に書くのです。

 

人間は「会話」をしながら生きています。

 

 

…ということは、
誰かに話しかけられると
ついつい答えたくなるのですね。

 

 

だからこそ、
文章の冒頭を
「セリフ」で始めると
なぜか興味を持つのです。

 

セリフ法1)誰かの切実な声をセリフにする

 

以前、
インターネット広告に
こんなものがありました。

 

「うわっ…私の年収、
低すぎ…?」

 

こんなキャッチコピーと
手で口をおおった女性の写真が
アップされていました。

たしか、
転職案内サイトのネット広告です。

目にした方も多いかもしれませんね!

 

☆この広告の詳細説明はこちら

 

この広告を見た当時、
私は高校教員で
日夜残業に明け暮れていました。

 

なので
思わずクリックしてしまった記憶があります 笑

 

あまりにインパクトが強かったので、
「パロディ化」され、
他の方面でも使う人もいたほどです。

 

「うわっ…私の年収、
低すぎ…?」

これがヒットしたのも、
切実な悩みを表現した
【セリフ】だったからです。

 

 

そのため、セリフ法の1つ目の使い方は
こちらです↓

・・・・・・・・・・・・・・・・
セリフ法1)
誰かの独り言・切実な声を
そのままセリフにする
・・・・・・・・・・・・・・・・  

 

セリフ法2)相手に呼びかけるセリフを書く

 

では、次の使い方を見ていきましょう。

 

 

セリフ法1)では
「誰かの独り言・切実な声」を
セリフにしていました。

 

これらは【独り言】や【悩みごと】以外でも
成立します。

 

…というより、
多くの場合は相手へ呼びかけるセリフで
書かれています。

 

 

おそらく、あなたが昨日・今日目にした看板にも
「相手への呼びかけ」が書かれていたはずです。

 

 「ケーキ、食べたくありませんか?」

「そろそろ、おでんが恋しくなりませんか?」

「老後の資金、不安ではありませんか?」

 

だいたいこんな感じのセリフが
出ているはずですね。

 

こういう「相手に呼びかける」セリフは
ついつい読んでしまいますね!

・・・・・・・・・・・・・・・・
セリフ法2)
相手に呼びかけるセリフを書く
・・・・・・・・・・・・・・・・  

 

 

ただ。

 

これ、むやみに書いたところで
効果はちょっとしかありません。

 

 

なぜかと言うと、
あまりに多用されているから。

 

「老後の資金、不安ではありませんか?」
というセリフもしょっちゅう目にしますよね。

 

ではこれらを変えるには
どうすればいいのでしょうか?

 

 

次に示す3つのパターンを使うといいのです。

 

 

パターン1)Youメッセージ

 

これは何かというと、
ただの呼びかけに
「あなたは」を追加するだけです。

 

「あなた」へのメッセージなので
「Youメッセージ」というのですね。

 

 

こんな感じです。

 

× 「美味しいものを食べたくありませんか?」
○ 「あなたは美味しいものを食べたくありませんか?」  

 

 

○のほうが惹きつけられる感じが
しませんでしょうか?

 

この「あなた」の部分はいろんな書き方に
変更できます。

 

「キミも、第一志望に合格しよう!」

などの形ですね!

 

これを書いていて思い出したのは、
宝くじ売り場に書かれていた
キャッチコピーです。

 

若い俳優さん(おそらく神木隆之介さん)が
こちらを見つめるポスターに、

 

「あなたがビンゴ5買うところ
 ここから
 ずっと
 見てますね。」

 

と書かれていました。

 

 

これ、めっちゃドキッとしました。

(こんな露骨なポスターが許されて良いのか、
とも思いましたが、
効果が実感できる気がします)

 

ドキッとしたのは
「あなた」というYouメッセージが
書かれていたからのように感じます。

 

「あなた」がないと
そもそも注目しないはずですし。

 

パターン2)Iメッセージ

 

今度はI、つまり「私」「僕」「オレ」などが
出てきます。

 

さっそく見てみましょう↓

 

× 「美味しいものを食べたくありませんか?」

○ 「美味しいものを食べたくありませんか?
私はそう思います」  

 

「私はそう思います」
というと、
なぜか説得力が増します。

 

 

「私は」というと
なぜか知りませんが注目してしまうのですね。

 

 

パターン3)Weメッセージ

 

こんどはWeです。

 

つまり、
「わたしたちは」「みんなで」「一緒に」という
メッセージを追加するのですね。

 

 

× 「飲み会に行きませんか?」
○ 「一緒に飲み会に行きませんか?」  

 

「みんなで」「一緒に」などと書くと、
なぜか参加したくなるのです。

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

・・・・・・・・・・・・・・
読み手を引きつけるため、
【セリフ法】で書き出そう!
誰かの切実な悩み・相手へ呼びかけるセリフを
書いていこう!
・・・・・・・・・・・・・・  

 

実は今回お伝えしたのは
「キャッチコピーの書き方」にも
つながってきています。

 

 

どんな文章も、
誰かに読んでもらわなければ
なんの役にも立ちません。

 

 

読み出してもらうためには
「これって、私のこと?」
とリアリティを持ってもらう必要があります。

 

 

相手にそう思ってもらうには
【セリフ法】が有効です。

 

 

ぜひ今回の内容をもとに
あなたの文章をパワーアップ
させてみてくださいね!

(これも「Youメッセージ」ですね 笑)

 

ではまた!

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