小規模事業者持続化補助金の申請書の書き方、お教えします!自分の一方的な思いでなく、写真・地図・数字で具体的に説明せよ!

今日のポイント
補助金が欲しいなら
自分の一方的な思いでなく、
「社会への影響」
「市場」「将来性」を
写真と数字で具体的に示す!

「ラーメン屋をやるから50万円貸して!」と言われたら。

  「俺、新たにラーメン屋を始めるから
50万円貸して!」

親しい友人から
急にこう相談されたら、
どうします?

あなたは50万円、
ポンと貸しますか?

 

 

…関係の深さにもよりますが、
ふつうは貸さないですよね。

 

 

 

でも、友人がこういってきたらどうでしょうか?

「実は前々から理想のラーメンを求め、
毎日1時間、家で研究してきたんだ。

日本中の名店はほとんど食べ歩いたし、
札幌地域でウケる味についても
研究してきた。

そして理想の味のラーメンを作ることに
ついに成功したんだ!

このラーメンを出すことで
札幌の人、
ひいては北海道・日本中を
元気にしたいんだ!

ちょっとこのラーメン食べてみて。

どう? けっこう旨いっしょ!

このラーメンを1杯900円で
提供しようと思うんだ。

原価率は30%だから
一杯売れたら600円の利益が出る。

俺一人で働く分には
十分な利益だし、
1日に70人の来店を予定しているから
1日の売上は6万3,000円の予定。

日曜休業にするから、
1ヶ月25日稼働として
月の売上が約157万の予定。

この店の出店が来月の10日に
決まっているんだけれど、
残念ながらチラシをつくるお金が
足りていないんだ。

それが50万円なんだ。

この50万円があれば
今年度末には売上が
1,890万円を見越せるから
十分利益が出せるし、返済もできると思うんだ。

だから50万円を貸して欲しい」

 

こう言われたらどうでしょう?

あなたは
50万円、貸しますか?

 

「やっぱり貸せない」という人も
多いかも知れませんが、
最初の言い方よりも信頼が持てますよね。

「貸してもいいかも」
と思う人もいらっしゃると思います。

 

自分の一方的な思いばかり、書いてませんか?

今日はなぜこんな話を書いたのでしょうか?

 

実は今回のラーメン屋の話、
「補助金申請」も全く同じですよ、
ということです。

 

 

小規模事業者持続化補助金
という補助金があります。

 

私のように
一人で働く個人事業主はもちろん、
中小企業も対象とした
非常に申請しやすい補助金です。

 

 

補助額は2/3。

つまり、広報活動や
新商品開発に使った分のお金のうち
「2/3」が戻ってくる、という制度です。

 

その上限は50万円です。

採択率は約20%と言われています。

 

 

見方を変えれば、
書類を用意するだけで
国から「50万円」もタダでもらえる、
というありがたい制度です。

 

 

多くの人はこの「50万円」が
タダでもらえることに食いつき、
手当たり次第に申請します。

 

 

結果、撃沈しています。

 

なぜかというと、
ほとんどの人は

  「俺、新たにラーメン屋を始めるから
50万円貸して!」

的なノリで
申請書類を作ってしまうからです。

 

まるで50万円もらえるのが
当然というように、
自分の事業や客単価、
将来性などを一切伝えずに
自分の言いたいことだけを伝えるんです。

 

書類には
写真はおろか
ラーメン屋で扱うメニュー、
店の立地や地図すらも
書かれていません。

 

ただ単に「ラーメン屋をやる」ということと
「ホームページを新たに作る」
ということだけ。

 

こんな申請書を読んで
「よし、50万円補助しよう!」
と思うでしょうか?

 

 

ただでさえ税収が厳しい昨今、
こんな適当な申請に
50万円も出すわけにはいきません。

 

 

なぜなら、
この50万円は「税金」だからです。

血税です。

 

貧しい人が支払う消費税を
かき集めて用意した50万円でもあります。

 

そんな血税を、
なんの説明もない人に
おいそれと渡せるでしょうか?

 

…無理ですよね。

 

 

でも、そんな無理を通そうとする人が多いのです。

 

ホント、困ってしまいますよね。

 

2/28開催!札幌商工会議所白石支所主催【小規模事業者持続化補助金セミナー】で講演しました!

 

…実はこの話、
2/28に行った
「札幌商工会議所 白石支所」主催の
「小規模事業者持続化補助金セミナー」で
私がお話した内容なんです。

☆札幌商工会議所白石支所 主催
持続化補助金 ポイント解説セミナー
 https://www.sapporo-cci.or.jp/web/events/details/post-319.html

補助金申請の際、
多くの人は
「自分のこと」
ばっかりいいます。

「俺はラーメン屋をやりたいから
50万円欲しい!」

という一方的な要望です。

 

こんな要望では
絶対に通らないわけです。

 

 

だからこそ、

「○○という点で
困っている人が○○人いる。

この人に対して、
○○というサービスを提供したら
喜ばれるし、
売上も見込める。
人も雇用できるようになる。
だから50万円欲しい」

 

…というような流れの分かる申請書を
具体的に書くことが必要なのです。

 

今日のポイント

 

今日のポイントです。

・・・・・・・・・・・・・・・・
補助金が欲しいなら
自分の一方的な思いでなく、
「社会への影響」
「市場」「将来性」を
写真と数字で具体的に示す!
・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

一方的な思いだけを出しても
補助金申請は通りません。

 

「社会への影響」や
「市場」(お客は何人いるか)、
「将来性」を具体的に書くことです。

 

それには
写真を載せたり
地図を掲載したり、
数字を書いたりと
ちょっとした工夫が必要なのです。

 

 

私、持続化補助金の採択を受けたことがあります。

 

そのお蔭で、
広報活動がかなり成功しました。

 

 

持続化補助金申請に私が通ったときも、
自分の一方的な思いだけでなく
「社会への影響」
「市場」「将来性」を
写真・地図・数字をあげて
説明していたんです。

 

私も補助金のアドバイスをしていますので
興味のある方は一度ご連絡くださいね!

 

ではまた!

 

☆2/28は
中小企業診断士の
細田先生とのダブル講師セミナーでした。

細田先生の説明と配布資料が
ものすごく役立つものでしたので
「このセミナーに来た人、
ずいぶんトクしているなあ」
と実感しました!

 

☆「小規模事業者持続化補助金セミナー」については
こちら↓の記事でも書いています。


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