社会人になっても「無理やり勉強させられる」時代になる!『日本人の勝算』から学んだこと。

今日のポイント
どうせ、ほっといても「勉強させられる」社会になる。
であれば、今の間から学んでいたほうがラクですよね。

 

『日本人の勝算』、読んでいます!

いま『日本人の勝算』という本を
読んでいます。

 

サブタイトルが
「人口減少✕高齢化✕資本主義」。

 

要するに、
人口減少と高齢化を迎えた日本を
どのように変えていくべきか、
という本なのです。

 

 

著者はイギリス出身のデービッド・アトキンソンさん

 

経営者であり、
研究者でもあります。

 

 

日本在住歴が30年。
日本を愛している方です。

 

 

面白いな、と思ったのは
日本人にとっての「外国」って、
「アメリカ」と同じですよね、という指摘です。

 

 

だいたい、テレビのコメンテーターって
「アメリカと比べて日本の経済はダメだ」
と言っています。

日本人はあらゆる制度を
アメリカとの比較で考えています。

 

 

でも、アメリカって、
けっこう「特殊」な国です。

 

 

アメリカだけをモデルにすると、
誤った政策を取ってしまうのです。

 

 

本書はアメリカだけでなく
各国の話を盛り込みながら
日本のゆくべき道を探っていっています。

 

 

本書を読むと、
日本の置かれた状況の過酷さにビビります。

 

 

アメリカって、
実はまだ人口が増えているんです。

人口が増えているからこそ、
経済も成長しています。

一方、ヨーロッパ諸国も
高齢化は進んでいますが
人口は相対的に増えています。

 

 

日本って、
先進国内で
人口減少と高齢化が
進んでいる唯一の国なのです。

 

「特にこれからのことを考えると、
アメリカとの比較でものごとを考えるのは、
ますます不適切になります。

人口が継続的に増えて、
内需だけで十分なアメリカ経済と違って、
これから日本では人口が減ります。
アメリカとの人口の差がどんどん開いていき、
日本はこれから、
欧州各国の規模に収斂していきます」
(Kindle版No.1034~1039/3409)

 

 

日本、ヤバイですね〜。

 

日本の取るべき道は輸出増加

 

では日本はどうすればいいんでしょう?

本書では「輸出を増やすこと」を
提唱しています。

日本は世界経済において
世界4位の輸出大国です。

 

でも、それは
「1億2000万人も人口がいるから」
成立している側面もあります。

 

人口が日本の半分しかないドイツ。
でも、ドイツの輸出額は日本の2倍以上です。

 

 

日本は人口の割に
輸出が少ない先進国と言えるのです。

 

 

…ということは、
日本には「輸出」をさらに増やす
伸びしろがある、ということですね。

 

 

これまで日本は「加工貿易」がメインだ、
と言われていました。

石油や鉄鉱石などの原材料を他国から輸入し、
日本で製品に加工し、
それを輸出している産業がメインだ、
と言われていたのです。

 

これ、半分正解で
半分間違っています。

 

実は日本って、
人口が世界で10番目に多い
「大国」なのです。

 

 

人口が多いと、
国内市場だけで
「それなり」に売れます。

 

実は日本は「内需」で持っていた国なんです。

 

日本の高度経済成長も、
日本の人口増加を背景に
成立していました。

 

 

人口が増えると、
それだけモノを買うようになるからです。

 

 

でも、日本は
少子化に突入しています。

 

 

人口が減少していくのです。

人口が減少していく社会では、
これまでの経済のあり方が成立しなくなります。

 

 

だからこそ輸出を増やすしか無いのです。

 

これからは生産性向上だ!

 

日本経済を立て直すための処方箋として、
本書はそれ以外に「生産性向上」も
提唱しています。

 

日本人一人あたりの生産性を
上げていくことが
必要なのです。

 

 

 

では、生産性を上げるにはどうすればいいのでしょうか?

それには
「よりよい方法」を
勉強して知っていく必要があります。

企業でしたら
社員研修をやって
「よりよい方法」を
社員に伝えていく必要があるわけです。

 

 

こんご、
大事なのは「勉強」です。

 

 

学校教育にすべて任せるのでなく、
「自分で」学ぶ姿勢が
より重要になってくるわけです。

 

 

『日本人の勝算』には「生産性向上」のため、
こんな指摘がなされていました。

 

「社会人が学習することを
制度化する」
ということが最後に書かれているんです。

 

「大人の学び」は制度で増やせる。
本書はそう指摘します。

 

 

要は、
「無理矢理でもいいから
社会人になってからも勉強させる」よう
強制するということなのですね。

 

 

たぶん、本書に書いてある方向でしか
日本は変われないと思います。

 

 

実際、企業での人材教育の必要性は
今後ますます高まっていきます。

 

 

 

…ということは、
このあと来るのは
「ほっておいても、
会社から無理やり勉強させられる社会」
がやってくるわけですね 笑

 

 

無理矢理やらされると
ちょっとやる気が下がります。

 

 

どうせやらされるなら、
早い間に自分から学んでいたほうが
有益だと思います。

 

 

今日のポイントです。

・・・・・・・・・・・・・・・・
どうせ、ほっといても「勉強させられる」社会になる。
であれば、今の間から学んでいたほうがラクですよね。
・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

学生時代、
「無理やり」勉強させられて
うんざりしていた人も多いかも知れませんね。

 

 

社会になっても
「無理やり」勉強させられる時代が
すぐそこまで来ています。

 

 

…としたら、
今の間から学んでいたほうがラクですよね?

 

 

ちょうど1/23も
「よりよい勉強の仕方はどんなものか?」をテーマに
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こういう勉強会なり読書会なりに
身銭を切って来る人って
ホント素晴らしいと思います。

 

その分、人生を真剣に考えている
証拠だと言えます。

 

 

来た方たちにもお話しましたが、
ほっといても「社会人が無理やり勉強させられる時代」になります。

 

 

そうならないと、
日本は終わります。

 

 

そのときにいやいや勉強させられるのって、
嫌ですよね。

 

 

今の間から勉強して、
準備しておくほうがラクですね。

 

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札幌駅前で読書会をしますよ!
https://school-edu.net/book

 

今回の内容が
あなたの参考になれば幸いです。

ではまた!


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