「日本にある大学名を10個言ってください」。
そう言われると、どんな大学をイメージしますか?
東京大学、
慶応義塾大学、
早稲田大学、
明治大学、
法政大学、
立教大学(ここまででいわゆる「6大学」)、
中央大学、
青山学院大学、
学習院大学(ここまででいわゆるG-MARCH)、
上智大学 エトセトラえとせとら。
これらの大学、すべて東京にあります。
つまり、何かを学ぼうとした場合、「大学」は圧倒的に東京に多いといえます。
試みに、大学の多い都道府県ランキングを見てみました。
1位 東京(138校)
2位 大阪(56校)
3位 愛知(51校)
まさに日本の3大都市圏です。
でも、1位と2位・3位でさえ、恐ろしいほど差があります。
だって、大阪出身でもない人に「大阪にある大学を10個言って」といって、言えるものでしょうか。
大阪大学、
大阪教育大学、
関西大学、
大阪府立大学、
大阪体育大学、
大阪芸術大学、
大阪学院大学、
摂南大学、
追手門学院大学、
桃山学院大学 エトセトラえとせとら。
・・・さて、これらの大学名を聞いて、「しっくり来る」でしょうか?
関西出身の私としても、「大阪大学」および「関西大学」以外は「そんなのあったっけ?」レベルの大学が入ってきます。
「〜〜教育大学」「〜〜体育大学」「〜〜芸術大学」は「まあ、全国どこにもあるよね」感を否めません。
(最近まで「大阪外国語大学」もありました。しかし、大阪大学に合併されました。一番喜んだのは大阪外大の学生のようです)
むしろ3位の愛知に関して、私は「名古屋大学」と「愛知教育大学」(あの江川達也の母校)くらいしか、分かりません。
ちなみに北海道は・・・。
なんと5位なのです。
4位 兵庫県(42校)
5位 北海道(35校)
6位 福岡県(34校)
こうしてみると、本当に大学は「東京集中」ということがわかってきます。
それでも、北海道は全国で5番目に大学数が多いのです。
大学数が(それなりに)多いということは、その分大学院の数も多いです。
☆ちなみにワーストはこの3県。いずれも2校です。
佐賀県
鳥取県
島根県
こう考えると、山陰(鳥取・島根)の大学の少なさは異常、ともいえます。
(まあ、鳥取「県」も島根「県」も、60万人・70万人程度の人口しかありません。これは岡山「市」の70万人と同レベルです)
かつて、各都道府県に1校は国立大学があることを大宅壮一は「駅弁大学」(駅弁のように、各地に大学があるという状況)と揶揄しました。
戦後すぐのことです。
あの時代から「プラス1校」しかしていないなんて・・・。
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