作文の書き方71 禁止されていない限り、あらゆるワザを使う!〜就活の裏ワザ〜

 

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(1)ただ「思いを書く」だけでは、エントリーシートは通らない。
(2)読みにくいエントリーシートを出す人に、使える奴はいない

(1)ただ「思いを書く」だけでは、エントリーシートは通らない。

 

就職活動で書くエントリーシート。

「長所」
「短所」
「志望理由」
「家族構成」
「大学で取り組んだこと」・・・

たくさんの空欄があります。

 

就活生たちは一生懸命、
ワクを埋めていくわけです。

 

「ああ、やっと書き終わった!」
「あ〜、手がつかれた・・・!」
「あとは出すだけだ!」

 

・・・実はそれだと不十分なんです!!!

 

 

 

 

ここで、試験官の気持ちになってください。

 

1つの会社へ、エントリーシートは数百枚、
人気のところは数千枚集まります。

 

「長所」「短所」「志望理由」という質問項目すべてに
目を通していくわけです。

 

・・・。

 

 

普通に飽きるでしょ?

 

 

そりゃ、「人事課」がある会社は
必死にやるでしょう。

 

大手だと「人事部」すらありますもんね。

 

でも中小企業には「人事課」がなく、
「総務」が代行している所、
「社長」が自ら採用にあたるところがたくさんあります。

 

大体は中年以上の方、というイメージで構わないはずです。

 

 

 

あなたは必死になって、
エントリーシートの枠内に文字を詰め込みます。

 

小さな字で細かく書きます。

文字を詰めて、自分をちょっとでもアピールします。

 

 

でも、
そんな小さな字、
中年は読みにくいんです・・・・!

 

 

これ、大学入試も一緒ですよ?

 

大学入試の試験官は、
入試のプロではありません。

 

ただ研究している「だけ」の普通の中年以上の方です。

 

彼らもやはり、細かい字・薄い字は読めません。

 

 

だからどうすればいいか。

 

 

私がオススメするのは、
「太字」「下線」「見出し付け」「カギカッコ」「数字付け」というテクニックです!

 

エントリーシートを書く時、通常よりもやや太いペンがあります。

 

通常を0.5ミリの水性ペンで書いているとすれば、
0.7~1.0ミリくらいの水性ペンも用意しましょう。

 

 

そして、「ぜひとも試験官にここだけは読んで欲しい!」ところを太いペンで書くのです。

 

よく「細かいところは0.3ミリの細字で書く」ことをいう人がいます。

 

そんな細い字、中年は読むのにストレスなんです!

 

 

細字のペンは文字ではなく、
下線(アンダーライン)を引くのに使います。

 

その際、キチッと定規で引くこと!

 

ナナメになっていると、
これも試験官の「イラッ」と要素です。

 

他にも、例えば「見出し」や「数字」を打つことです。

 

例をあげて説明しましょう。

 

例)教育関係の出版社に出す場合(志望理由)
私は大学時代、教育学の研究をするため毎週近くの高校に行き、学習支援のボランティアをしていました。その際に、保護者や生徒と深く関わる機会があり、教育の難しさとやりがいを感じました。教育現場のボランティアで壁にぶつかる際、貴社の雑誌を見ながら「こうやればうまくいくんじゃないか」と工夫をしていきました。現場で出合った教職員も、貴社の雑誌を職員室の机に置き、参照している様子が見られました。教育現場を支える貴社で、このボランティアの経験を活かしていきたいと思い、貴社を志望しました。

 

 

まあ「普通」のエントリーシート。

「なんで教員にならないの?」という疑問がふつふつと湧いてくる文章ですが、とりあえずこれを例にします。

 

このブログで書いた「太字」「下線」「見出し付け」「カギカッコ」「数字付け」をしてみます。

 

私の志望理由は2つあります。
(1)学習支援ボランティアの経験:
私は大学時代、教育学の研究をするため、毎週近くの高校に行き、学習支援のボランティアをしていました。その際に、保護者や生徒と深く関わる機会があり、教育の難しさやりがいを感じました。教育現場のボランティアで壁にぶつかる際、貴社の雑誌を見ながら「こうやればうまくいくんじゃないか」と工夫をしていきました。
(2)教育現場を支えることの大事さ:
学習支援ボランティアの現場で、教職員の方と親しく接する機会もありました。私がボランティア先で尊敬していた先生の机の上を見ると、貴社の雑誌が置かれていました。「この雑誌を見るとね、クラス運営の悩みを解決するヒントが貰えるんだ」と語っていたのが印象的でした。
以上2点の理由から、私は教育現場を支えている貴社で働きたいと思い、志望しました。

 

 

どうでしょう?

 

2つともほぼおなじ内容なんですが、
後半のもののほうが読みやすく感じませんか?

 

 

読みやすく工夫をしているエントリーシートって、
そんなにありません。

 

だからこそ、目立ちます。

 

 

読み手のことを考えています。

面接の際も、面接官は自然に「太字」や「下線」「見出し」の部分を聞くはずです。

 

だって、目に入ってくるから。

 

 

逆に言えば、「面接でこの部分を語りたい!」というところに太字・下線をしておくといいというわけですね。



(2)読みにくいエントリーシートを出す人に、使える奴はいない

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私が試験官なら、
「イラッ」とくるエントリーシートは全てはずします。

 

なぜか?

 

 

そいつは会社に入っても、
上司である自分の読みやすさを考えず、
「思いをぶつければいい!」と独善的に考えて行動するだろうから、です。

 

 

だからこそ、気をつけるべきことは
「試験官が読みやすいか」を考えること。

 

よく、太字・下線・見出し付けをしているエントリーシートを
「ずるい」「セコい」「おかしい」
そういう人がいます。

 

考えてみてください。

別に「禁止」はされていないんです。
であれば、相手が読みやすくなるための最大限の工夫をすべきなんです。

 

ほとんどの人は、見出しなんか付けません。

あまりオススメはしませんが、
赤ペンで書くことすらできます。

 

 

ブログもそうですし、
LINEもそうですが、
「文字だけびっしり」書かれたものって
読みたくありません。

 

 

でも、
なぜかエントリーシートや入試の書類には
そんなものばっかりあるんです。

 

 

謎です。

 

受験生や就活生がそれだけ「わがまま」だからでしょうか?

 

 

まあ、ほとんどの人が「わがまま」だからこそ、
太字・下線・見出し付け・カギカッコ・数字付けのエントリーシートが映えるわけです。

 

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