作文の書き方85 セリフから始めるだけで人から読んでもらえる文章が書ける!

今日のポイント
人に読んでもらえる文章のコツは
【セリフ】から始めること!!!

 

「人に読んでもらえる文章って、
どう書けばいいんですか?」

そんな声をよく聞きます。

 

ブログを書いている人も、
履歴書・エントリーシートを書いている人も、
はたまたエッセイを書いている人も、
みんな悩んでいますよね。

 

そんな声を聞き、
今回【エッセイ講座】を行いました。

500字のショートエッセイを書いて、
思いを伝える技術
〜「書く力」で実力アップ!
大人のためのロジカルライティング講座〜 

…という講座です。

4/14(土)の16:30-18:00、
札幌駅前の作文教室ゆう事務所にて行いました。

人に読んでもらうエッセイにするには
何をすればいいのでしょう?

 

これをテーマに、
講座では3つの技のほか、
【エッセイの構成】など
さまざまなアドバイスを差し上げました。

 

長くなるので今回は
【1つ】、ワザをお伝えします。

 

 

 

人に読んでもらうエッセイを書くコツ。

 

 

それは【セリフ】から始める、
というものです。

エッセイの冒頭を
人のセリフで始めるのです。

 

この効果を見るために、
まずはこちらの文章をご覧ください。

私はまだ新品の制服に袖を通し、
学校に向かった。
ついに高校の入学式を迎えたのだ。

「あ〜、ドキドキする」と思わず口に出した。

高校からは電車通学になる。
朝7:00代の電車って
こんなに大勢乗っているんだ、
と初めて気づいた。

高校入学式のドキドキ感を書いた文章です。

ある意味「よくある」書き方です。

 

これをセリフから始める形に
書き直してみましょう。

こんな感じです↓

 

「あ〜、ドキドキする」
私は思わず口に出していた。

ついに高校の入学式を迎えた。
私はまだ新品の制服に袖を通し、
学校に向かった。

高校からは電車通学になる。
朝7:00代の電車って
こんなに大勢乗っているんだ、
と初めて気づいた。

 

セリフからはじめてみました。

 

どちらの方が引き込まれますか?

 

 

私はセリフから始めるほうに
引き込まれます。

 

内容はどちらも全く同じです。

 

ですが、
「あ〜、ドキドキする」
というセリフから始まることで
【これ、一体どういうことだろう?】と
読み手を引き込むことができるのです。

 

 

あなたが履歴書やエントリーシートを書くときにも、
実は使えるテクニックです。

 

一番印象的なシーンの
「セリフ」から書けばいいのです。

 

たとえば、
【壁を乗り越えた経験】というテーマで
エントリーシートを書くとしましょう。

 

(けっこう、よくあるテーマですね)

 

セリフから始めてみます↓

 

「もう先輩にはついていけません」
サークルの2年生から突然言われた。

私は企画サークルの幹事として
大学祭のために走り抜いていた。

朝8:00には協賛金集めのため
大学近くのお店に挨拶に行っていた。

夜は22:00まで企画の打ち合わせを行っていた。

後輩たちも同じように日々活動していた。
みんな真剣に取り組んでいた。

そんな矢先、
大学祭1週間前に突如言われたのが冒頭のセリフだ。
2年生全員が私を呼び出し、
告げてきたのだ。

何かを言いたい思いをグッと堪え、
後輩の話を聞いていった。

みんな
「なぜこんなに頑張らないといけないのか」
不満を持っているようだった。

「なぜ大学祭で講演会を企画するのか」
「なぜ協賛金集めをするのか」を
後輩たちにキチンと伝えていなかったことに
初めて気づいたのだ。

その場で後輩たちに謝り、
改めて意義を語っていった。

話すうちに、なぜか涙が出てきた。
後輩たちにも、ハンカチで目頭を押さえる者もいた。
2時間が経つ頃には
サークル内に「残り1週間やり切ろう」という思いが
広まっていた。

結果的に講演会には今までの倍の
300人が参加してくれた。
後輩たちからも
「残り1週間の追い込みのおかげですね」
と喜んでもらうことができた。

 

 

…いかがでしたでしょうか?

普通に書くと
「私は企画サークルの幹事をしてきた」
という書き方になります。

 

10人中7人はこんな書き方です。

 

そろいもそろって、
みんな「私は〜〜サークルで幹事をしてきた」などの
内容ばっかりです。

 

 

みんなが同じような始まりなので、
エントリーシートを見る側にとっても
ウンザリです。

 

 

でも、
「もう先輩にはついていけません」から
始まると、
すごく気になりますよね。

 

「どういうことだろう?」
と読み進めてくれます。

 

このように、
冒頭をセリフで始めるだけで、
読み手をカンタンに惹きつけることができるのです!

 

今回の講座の会場には
学校の先生もいらっしゃいました。

「学級通信をどう書くか、悩みますね」
とおっしゃっていました。

 

学級通信のような文章も、
セリフから始めるだけで
「読んでみよう」と思ってもらえるのです。

 

ぜひこの【セリフ】から始めるテクニック、
活かしてみてくださいね!

 

▼▼アンケートより▼▼

講座参加者の方からの反応も
すごく良かったです!

 

「エッセイを書く時の3つのワザを
活用してみたいと思います。
具体的にわかりやすく形容して、
共感を得られるような文章を書けることを
目指します」

「具体的な例をあげて説明して頂いたので
とてもわかりやすかったです」

 

ほか、
多くのありがたい感想を頂戴できました!

 

次回の講座では
【ロジカルシンキング】を
テーマにしますので、
ぜひこちらもお越しくださいませ!

■【ロジカル・シンキングで論理的に考える方法】
「書く力」で実力アップ!大人のためのロジカルライティング講座】

【日時】平成30年5月12日(土)16:30-18:00

【場所】作文教室ゆう札幌駅前校

☆JR札幌駅北口徒歩1分。
ヨドバシカメラ様道向かい。
ミアボッカ札幌駅北口店様上。

【内容】
・ロジカルに考える、とは?
・MECEとは?
・ロジカルライティングの型でスラスラ書ける!

【参加料】3,000円(資料代として)

☆お申込み・詳細はこちらです↓
https://www.facebook.com/events/218265425610060/

 

ではまた!


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