人生のチャンスは【無茶ぶり】の形で やって来る! 「自分だったら、どんなふうに話すか」を考えながら話を聞こう!

今日のポイント
チャンスは【無茶ぶり】の形でやって来る!
「自分だったら、どんな話をするか」
考えながら講座を受けよう!

 

あなたは【無茶ぶり】に強いタイプですか?
それとも弱いタイプですか?

 

…急に聞かれても、
びっくりしてしまいますよね(笑)

 

 

先週、ある読書イベントに参加しました。

本好きな人が、
本の「魅力」を伝える、というイベントです。

 

誘われていったら、
なんと

「話す予定だった講師が
大雪で来れなくなったので、
藤本さん、なにか20分、話せますか?」

と、急遽の依頼をいただいたのです。

 

私、こういう場合、
なぜかしら「燃える」んです。

 

無性に話を引き受けたくなるのです。

 

これは前職の教員時代に培った力でしょう。

高校の教員って、
意外と【無茶振り】があるものなんですよ。

特に私の勤務校では
そうでしたね。

休み時間に、校内で生徒のケンカが起きます。
あわてて、生徒指導の教員がその場に駆けつけます。

双方の話を聞きます。

対応に当たる先生が次に授業を持っていた場合、
「代行」で私がよく授業を担当していたのです。

 

もう、いろんな教科の代行をしたもんです。

 

最悪の場合は
【授業範囲がわからないまま教室に入る】
ところから始まり、
生徒に

「ねえ、前の授業、どこまで行ってた?」

と聞いて授業したもんです。

そんな無茶振り授業の中でも
「話し合い」ワークや
「アイスブレイク」などを入れて
ちゃんとした「授業」になるよう工夫していたもんです。

 

我ながら、よくその状況で
授業できたもんです。

 

そんなわけで
【無茶ぶり】に強くなりました!

 

幸い、
先日の読書のイベントの【無茶ぶり】依頼も、
ちょっとした体験型のワークを行なうことで
「講義」の形にすることができました。

(当日の写真です)

感想を聞く限り、
参加者に楽しんでいただけたようでよかったです。

 

今回のように、
はじめて行ったイベントで
【講師が足りないから何か話してください】
と依頼されるケース、なぜか私にはたくさんあります。

私にたくさんある、
ということは
私以外の人にもよくあるでしょう。

 

私同様、セミナー講師を仕事にしている人たちは、
たいてい【無茶ぶり】に強いものです。

 

急遽振られても、
参加者に喜んでもらえそうな内容を話したり、
ワークショップをしたりする力を
持っているもんなんです。

 

今日、私がお伝えしたいのは
【無茶ぶりを楽しむこと】です。

あなたが顔を出している会でも、
きっと【講師が急遽来れなくなる】
ことって、あるはずです。

 

実はそのとき、
あなたは「試されている」のです。

大部分の人は
【無茶ぶり】に弱いです。

 

講師が来なかったら
そのまま怒って帰ってしまいます。

あるいはオロオロします。

 

でも、せっかくなら
その【無茶ぶり】の機会を
楽しんでみませんか?

 

大丈夫、失敗してもともとです。

急遽講師が来れなくなった時点で
主催者は慌てています。

 

そんなときに自分から
「私、何かお話ししますよ」
と提案できたら
カッコイイですよね。

主催者も喜んでくれるはずです。

 

この【無茶ぶり】がきっかけで
講師に呼ばれるようになることも
あるものなんです。

 

私も【無茶ぶり】でお話した団体から
再度の講師依頼が来たことがあります。

こう考えると
【無茶ぶりに強いかどうか】で
人生が変わってくるように思うのです。

 

では、どうやれば【無茶ぶり】に
強くなれるのでしょうか?

一番いいのは
他の人が話しているときに

「自分だったら、どんな話をしようか」

「自分だったら、どんなふうにワークショップを組み立てようか」

と考える習慣を持つことです。

これだけで
【無茶ぶり】に強くなれます。

 

特にオススメなのは
つまらない話を聞かされるときです。

   「自分だったら、こういうふうに話すな…」

頭のなかで
シュミレーションするのです。

すると
退屈な話でも
眠らなくて済みます。

   「自分だったら、こういうふうに話すな…」

と考え、その内容をメモします。

すると講師からも
「熱心に聞いている人がいる」
という、最高の評価をいただけるのです。

 

次回の講座にその講師が
急遽来れなくなったとき、
あなたが代わりに話をしているかもしれません。

 

チャンスというのは
講師が急遽来れなくなったとき、
自分に回ってくるものなのです。

 

芸能界でもこういう話はザラです。

昔懐かしい
オレたちひょうきん族』という番組に、
「タケちゃんマン」というコーナーが有りました。

ビートたけしさん演じる「タケちゃんマン」と、
明石家さんまさん演じる「ブラックデビル」との
戦いを描いたコントコーナーでした。

この「ブラックデビル」役、
実は明石家さんまさんは「代理」で回ってきた仕事だったのです。

もともとは高田純次さんが
「ブラックデビル」を演じる予定だったのです。

でも、急病で出れなくなりました。

ある意味の【無茶ぶり】で
明石家さんまさんに役が回ってきたのです。

…明石家さんま人気が全国に広まったのは
実はこの【無茶ぶり】に対応できたからでした。

 

映画業界でもこういう話は
多いですね。

『夢みるように眠りたい』という
名作映画があります。

(古そうな映画ですが、
実は1986年公開という
「最近」の映画です)

この映画の主人公役で
一躍名を馳せたのは佐野史郎さんです。

しかし、
この佐野史郎さんの役も
もともとは違う人が演じる予定だったのです。

こちらも急病になってしまい、
【無茶ぶり】が回ってきた、ということです。

佐野史郎さんの初の主演作品が
この『夢みるように眠りたい』なのです。

その後の活躍は、ご存知のとおりです。

(ちなみに、当初演じる予定だった人は
オウム問題にも詳しい、評論家の森達也さんです。
このことがショックで、役者の道を断念し、
ジャーナリストに転身したのです)

人生のチャンスは
実は【無茶ぶり】の形を取って
現れるのです。

 

その【無茶ぶり】という
チャンスをつかむには
普段から

「自分だったら、どんな話をしようか…」
考える習慣を持つことが必要なのです。

 

ぜひあなたも人の講座を聞く際、
「自分だったら、どんな話をしようか…」
考えてみてくださいね!

 

ではまた!


☆メルマガ登録後1通目が届かない場合はこちらをご確認ください。
メールが届かない場合

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください