安藤忠雄さんに教わった「執念」と「気迫」。文章にも必要だ!

 

北大にて安藤忠雄さんの講演会に参加!

こんにちは、
文章アドバイザーの
藤本研一です。

昨日7/18(火)、
なかなか充実していました。

建築家・安藤忠雄さんの講演会に
行ってきたのです。

建築家の安藤忠雄さん。

世界的に見ても
有名な建築家です。

「光」や「風」を活かした
斬新な建築を多数残しています。

札幌にお住まいの方なら、
滝野霊園の
「頭大仏」のカバーを作った人として
有名ですね。

もとからあった大仏像のリニューアルとして
「カバー」を作ってしまうという斬新さ。

つくづく「すごい」人だと思います。

連戦連敗の人生

しかし、
安藤さんの人生は
『連戦連敗』だったそうです。

高校卒業後、
実家の関係で
進学の夢がかなわない。

収入にひかれて
ボクサーになるも
すぐに引退。

「自分は建築家になりたい!」

と決意するも、
お金がないので大学に行けない。

しかたなく、
働きながら
独学で建築書を読み、
徹底的に勉強していく。

ある程度勉強し、
妻とスタッフ1名の3名で起業。

建築家として起業しても
仕事がない。

だから近くの空き地を見て、
頼まれてもいないのに設計図を描き、
土地の持ち主に見せに行く。

そんな日々が続きました。

……まったく順調ではありません。
逆風が吹いています。

でも、安藤さんは
くじけなかった。

執念で取り組み続けたのです。

仕事を手に入れ、
少しずつお金が貯まってきました。

なんとかお金がたまった状態で、

「もっと力を付けたい!」

と考え、
なんと
半年以上もヨーロッパ旅行に出かけるのです。

ヨーロッパでは
コルビジェの建築のほか、
歴史的な建造物を見て回ってきます。

回る手段もないので、
行けるかぎり「歩いて」いったそう。

これも
執念です。
根性です。

結果的に、
苦労し、
執念深くやり続けたから
自分の建築が評価されるようになったのです。

執念が一番大事!

今回の講演会でも、
安藤さんは
「執念」の大事さを
言っています。

……と同時に、
「気迫」について
語っていました。

若い頃には
「こんなしんどいことをやりきった!」
と言えるくらい取り組むこと。
自信を持てることに挑戦すること。

大事なメッセージを語っていました。

「苦労しないで世界一のものは作れない」

「気迫が無いと人生 生きれない」

「気迫あるものを

いくつ経験できるかで人生の質は決まる」

いずれも名言です。

心に残りました。

文章も執念だ!

これ、
建築だけではないです。

仕事もそうですし、
文章にも当てはまります。

私はよくエントリーシートの添削や
小論文の添削を行います。

このときに

「ただサッと書きました」

「テクニックを活かして書きました」

という原稿は
心に響かないんです。

安藤さんの言うとおり、
「気迫」を持って書いた文章って
なぜか人に伝わります。

「この文章は
本当に悩んで書き上げた!」

「何度も何度も書き直して、
やっと納得行くものになった!」

という執念がこもった文章は
人の心を打つのです。

今の時代、
書店でも「お手軽に」
「誰でも」「カンタン」
というハウツー本がよく売れています。

そういう時代に、
安藤さんの主張は一見、
逆行しているように見えます。

じつは、
そうではないのです。

いまの時代が
「お手軽に」「誰でも」
「カンタン」に注目している
病んだ時代なんだろうと思います。

そんな時代だからこそ、
安藤さんの「正論」は
心に響きました。

これも、
安藤さん自身がいつも
「気迫」を持って仕事に取り組んでいるからだと
思います。

「気迫」と「執念」で
仕事に取り組む。

その人物の言葉が
人の心に響かないわけがないのです。

かなり強烈な講演会でした。

だからこそ、
安藤さんから学んだことを
作文教室ゆうの授業に還元していきますね!

なお、今回の講演会、
作文教室ゆうに通う高校生とも
参加しました。

「目標を達成するためには執念が必要だという
タメになる話が聞けて良かったです! 」
と語っていました。

つくづく、いい講演会でした。

3分で分かる!『安藤忠雄 仕事をつくる』

最後に安藤忠雄さんの本の紹介動画です↓

ではまた!


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