よく使いがちな「すごい」を使わないだけで、文章力はアップする!
語彙力こそ、あなたの教養
おかげさまで、「作文教室ゆう」についてお問い合わせを頂いています。
特に、4/17(日)に帯広出張して行う作文イベントも、
新規でいらっしゃる方からの問い合わせを受けています。
ありがたい限りです。
さて、よく中学生が、
「お前、頭悪いな〜!」
「うっせーよ!」
そんな会話をしています。
「頭が悪い」「頭が良い」とよく言いますが、
どうやったら「頭」の良さ・悪さが分かると思いますか?
齋藤孝さんの書いた、『語彙力こそが教養である』という本があります。
その中で齋藤孝さんはこう言います。
私の答えははっきりしています。それこそが、この本のメインテーマである「語彙」なんです。(4)
語彙とは、要は「ことば」のことです。
どれだけ「ことば」を知っているか、という「知っている言葉の数」。
そして、「その言葉を適切に使える力」が「語彙力」というわけです。
何を食べても「すごく美味しい」しか言わない人、いませんか?
何を聞いても「すごいね!」しか言わない人、いませんか?
(私自身が思い当たるので、反省・・・)
「すごい」という言葉は、何にでも使えます。
例)
「すごく楽しかった」
「あの状況で頑張ったんだ!すごいよね!」
「この本、すごく人を引き付けるよ!」
あまりに「すごい」を使う過ぎると、
「凄み」がなくなります。
会話中に「すごい!」を連発すると、
「この人、何も考えてないのかな」と疑われます。
『語彙力こそが教養である』では「すごい」のように何にでも使える言葉を「NGワード」としています。
「NGワードを封印する」(43ページ)ことで語彙力アップをしよう、と書かれています。
「すごい」を一度封印してみる。
そして、できるだけ言い換えてみる。
「すごい」を封印してみよう。すると作文力もアップする。
さきほどの例でやってみましょう。
例2)
「すごく楽しかった」
→「今まで経験したことがないくらい楽しかった」
「あの状況で頑張ったんだ!すごいよね!」
→「あの状況で頑張ったんだ!その頑張り、頭が下がるよ!」
「この本、すごく人を引き付けるよ!」
→「この本、びっくりするほど人を引き付けるよ!」
「すごい」で言っていた内容を、
別の言葉で書き換える。
けっこう頭を使います。
ですが、使える「語彙」を増やすことになります。
ブログを書いている人も、
作文を書いている人も、
ぜひ「すごい」禁止令を自分にだしてみてください。
「すごい」効果があるはずです。
(あえて使ってみる人・・・)
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