多作なジャーナリスト・竹村健一。
関西弁で有名な評論家・
竹村健一さんを覚えていらっしゃいますか?
「だいたいやね〜」
と気軽な口調で社会批評を
テレビで行っていた印象が高い方です。
ジャーナリストとして
多方面にわたって作品を書かれてきたのが
竹村健一さんです。
それこそ、大量に。
Wikipediaでみてみると
本当に大量に著作が上がっています↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E6%9D%91%E5%81%A5%E4%B8%80
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2024/03/Kenichi_Takemura.jpg)
(写真はWikipediaより)
実に
300冊以上著作があるというのが
本当に凄いことです。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/12/book2-683x1024.jpg)
竹村健一が大量に作品を残せた理由!
さて、ある方が竹村健一さんに
「どうして竹村さんは
こんなにたくさんの作品を書けるんですか?」
と質問したそうです。
その質問に対し
竹村さんはニヤリとして
「書かへん(書かない)からや」
と答えています。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/08/pen-1024x681.jpg)
多作の竹村さんはなぜ
「書かへん」と答えたのか。
それは自分がイチから原稿を考えるのではなく、
まずは徹底的に取材やインタビューをし、
素材が語りかけてくれるようにしていったからなのです。
特にインタビュー取材をすると
こちらが喋らなくても相手があれこれ
内容を伝えてくれます。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2022/04/interview2-1024x683.jpg)
それを書き留めたあと
整理し追記をすると原稿ができあがります。
その意味で「書かへん」と
言っていたわけですね。
最初から自分が答えを持って原稿を書いていると
なかなか原稿なんて仕上がりません。
だからこそ「書かへん」ことが
大量の作品を仕上げる秘訣なのですね。
口述筆記で「書かへん」を実践!
あとは「口述筆記」をしていたことも
多作の秘密と言えます。
テープレコーダーに吹き込んだ内容を
ライターが文章化していくことで
原稿を仕上げていたのです。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2024/02/keyboad_pc.jpg)
素材が語りかけてくれるように
インタビューなどを行うことと
口述筆記をすること。
そうやって自分で「書かへん」からこそ
原稿を次々仕上げられたわけなのです。
竹村さんは
2019年に89歳で亡くなられていますが、
いまだにあの口調と作品が
心に残っています。
今回のポイント
原稿を仕上げる秘訣は「書かない」こと!
インタビューなどで素材を集め、
音声入力を活用しよう!
竹村健一 方式で原稿を「書かない」で書く!
竹村さんのこの秘訣は
私達が大学院進学などで原稿を書くときにも
役立ちます。
![](https://school-edu.net/wp-content/uploads/2023/01/syouronbun_genkouyousi-1024x765.jpg)
ヘタに自分で考えず
まずは徹底的にインタビューをしたり
資料を読み込んだりしていくことで
原稿のネタが見つかっていきます。
ネタが見つかったら
今度はスマホやPCの
音声入力で原稿を作っていくことができます。
竹村さんの時代は
口述筆記をするのは
めちゃくちゃお金がかかりました。
テープレコーダーの機械だけでなく
ライターも活用しますので人件費もかかります。
一方、いまではスマホなどで
手軽に音声入力が可能です。
原稿を仕上げるために
「書かへん」工夫をしてみると
原稿を作る負担を減らせていいですよ!
ではまた!
Digest!
多作で有名なジャーナリスト・竹村健一さん。
竹村さんは300冊を超える著作を残しています。
多作の秘訣として「書かへんからや」とニヤリとした竹村さん。
竹村さんはインタビューなどを多用し素材を入手し
原稿のネタを手に入れていました。
また口述筆記で原稿を書かないで仕上げていました。
「書かへん」工夫が多作の秘訣なのですね。
この取り組み、われわれも活かせそうですね!