その言い方じゃ伝わらない!『「ことば」の戦略』に学ぶ、相手に動いてもらう伝え方の極意!

藤本研一

Digest!
『「ことば」の戦略』という本、とてもおもしろいです。
例えば「読書しよう」と動詞形でいうよりも
「読書家になろう」と名詞形で表現したほうが
聞き手に動いてもらいやすい、という事実が示されています。

ちょっと表現を変えるだけで
相手に動いてもらえるようになるのですね!

文章を読んだ人に動いてもらうには?



「文章を読んだ人に動いてもらいたいんだけど、
 どう書いたらいいんだろう…」






私は大学院受験対策を行う
「1対1大学院合格塾」を経営しています。






その経験を元にしながら
社員研修や団体職員研修などの
講師も務めています。








ご依頼頂くことが多いのが
「ビジネス文書作成能力向上研修」や
「ロジカルシンキング入門研修」など
文章表現や説明力向上に関する研修です。




大学院受験に必要な文章表現や
論理力を活かしながら
研修を担当しているところです。






先日、私の研修の
参考資料に使えそうな本を見つけました。





それが『「ことば」の戦略』です。



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ビッグデータで「ことば」を分析!




われわれが普段使っている「ことば」を
ビッグデータ解析で専門的に研究をしていった成果が
本書に詰まっています。






つまり、どういう言い方をしたほうが
相手に伝わりやすいか、
相手に動いてもらいたいかを
まとめているのです。



動詞形ではなく名詞形で表現せよ!





面白かったのは、
動詞形ではなく
名詞形で表したほうがいい、

というポイントです。




例えば
「読書しましょう」という言い方は
動詞を用いた表現になっています。






(動詞というのは
 「走る」「歌う」「勉強する」など、
 ウという音で終わる言葉を意味します)




一方、
「読書家」というのは名詞形です。




(名詞というのは
 ものや概念の名前です)





「読書しましょう」(読書する)という形よりも、
「読書家になろう」と名詞形にしたほうが
相手に届きやすいという事実が
本書に書かれていました。

子どもに勉強させるには?



このテクニック、
お子さんに「勉強しなさい」というときにも
使えます。





つまり「勉強しなさい」と動詞形でいうのではなく
「勉強家になろう」
「勉強人を目指そう」

と名詞形で言ったほうが
勉強する気持ちになりやすい、ということです。





動詞形で言っても
名詞形で言っても、
伝える内容はほぼ同じです。




ですが、それで動いてもらえるなら
言い方を変えたほうが効果的ですよね。



「毎日ブログを書く」より「プロブロガーになろう!」と言おう。





私の場合で考えてみます。



私は毎日ブログを書いています。




これを他の人に呼びかける時、
「毎日ブログを書こう」と動詞形で表現することも
できます。





ですが、
「毎日ブログを書く
 プロブロガーになろう」

と名詞形で表現することもできます。




「ブログを書こう」というよりも
「プロブロガーになろう」というほうが
ちょっといい印象になります。






同じ内容でも
表現の仕方で伝わり方が大きく異なります。




それにより、
相手に動いてもらえるかどうかも
大きく変わってくるのです。





ぜひ、動いてもらえる表現の工夫、
してみてはいかがでしょうか?



今回のポイント


言い方一つで伝わり方は全く違う!
動詞形より、名詞形で表現を!

すぐ使える!文章表現のポイント





本書には
すぐ使える文章表現のポイントが
ほかにもあれこれ入っていました。





例をあげると
お客様と応対する際は
「具体性」を増やして表現したほうが
相手の反応が良くなる、という指摘が
ありました。







たとえば
服屋で別の色のTシャツを持ってきてもらうときも
「色違いを持ってきますね」ということもできます。





でも、これより
「このTシャツの色違いを持ってきますね」
と言ったほうが

「私のために動いてくれている」という感覚を
持って頂くことができるのです。






ちょっとした書き方の違いですが、
それで人の心に響くというのが
おもしろいことだと思います。






ともあれ、
言い方一つで受け手への伝わりやすさ・
動いてもらいやすさが大きく異なります。






本書『「ことば」の戦略』で文章表現・伝え方のポイント、
勉強するのがオススメですよ!




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(私も講座に活かしていきます!)




ではまた!


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