アクティブ・ラーニングが日本の教育を変える!アウトプットを意識して学べば学習効果が一気に上がる!

先日は
一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会 主催の
連続講座で
「アクティブ・ラーニングが日本の生涯学習を変える!」
とのテーマで講義をしてきました。

主体的・対話的で深い学びを
参加者に体験いただき、
たいへん好評でホッとしています。

 

今回はそういう内容に
学習効果を上げるポイント」を盛り込んで
まとめています。

こちらからどうぞ↓

一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会 連続講座で講師をしました!

7/11(火)は
一般の方を対象にした講座を実施。

一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会
主催の連続講座で講師を務めたのです。

  ☆一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会


 

 

この連続講座、
これまでの登壇者は
「●●大学名誉教授」など
錚々(そうそう)たる方々。

若輩者の私が出させていただいて恐縮ですが、
みなさまに

「受講してよかったです」
「楽しい講座だった!」

と言ってもらえる講座を提供することができ
ホッとしています。


アクティブ・ラーニングが教育を変える!

今回私がお話したのは

「アクティブラーニング(主体的な学び)が
 生涯学習を変える」

とのテーマです。

もともと、この連続講座は
生涯学習的意味もある講座です。

(道民カレッジの講座にも選ばれています)

文部科学省の新学習要領で扱われるようになった
「主体的・対話的で深い学び」、
いわゆる「アクティブ・ラーニング」が
どういう教育かを実践的に知っていただく講座となりました。


「アクティブ・ラーニング」という言葉、
時折テレビなどでも紹介されていますよね。

このアクティブ・ラーニング、
これまでの「受け身」型の教育とは
大きく異なります。

これまでの教育はチョークアンドトーク。

これまでの教育は
「チョークアンドトーク」
方式で行われてきました。

教員が黒板に書きながら説明し、
それを生徒が学んでいくという
一方的な形態です。


このチョークアンドトーク形式、
もともとは本などの教材がない時代
「一方的に」教えるために考えられた方式です。

例えば中世の大学では
本は基本的に人が筆写して作成していました。

なので本ってすごく高価です。

教科書を手に入れるだけで
大金が必要になってしまいます。



そのため中世においては
教員が手元にある自分のノートを読み上げ、
学生はひたすら自分のノートに
書き込んでいったのです。

授業が終わると
教員が読み上げたのと
同じノートが
出来上がります。



それをもとに学生が勉強したのですね。


北海道大学の前身である
札幌農学校(クラーク博士で有名ですね)でも
やはり本が貴重なので
同様の教授法が取られていた、といいます。

なお、
クラーク博士がすごいのは
授業のたびにノートを回収して
学生が書き漏らした箇所・書き間違えた箇所に
ペン入れをしていったことです。


学生がこの授業ノートをもとに勉強して
近代日本のリーダーとして
活躍することを見越し、
間違いのないノートにしていたのです。

チョークアンドトークは時代遅れ。

こういった時代においては
教材が貴重であり
ごくわずかしかないからこそ
「一方的に」教えていたわけです。

(札幌農学校においては
 授業外の中で
 学生の自主的な討議などが行われていました)


この時代の学習においては
「何が正しい知識か」
「何をするといいか」が
明確だったからこそ成立した方法であると
言えるでしょう。


でも。




いま時代が変わりました。



教材なんてその辺に溢れています。

教科書などの本もあれば
YouTube上での動画教材、
DVD教材なども大量にあります。

おまけに、
先行き不透明な時代となり
「何が正しい知識か」「何をするかいいか」も
不明確になってきました。

自分で考えて
答えを出すことが
いまほど求められる時代はないでしょう。

残念ながら、こういう時代においても
旧来の「チョークアンドトーク」方式で
教育が想定されていることが
これまでも多くありました。

新学習要領でアクティブ・ラーニングが本格スタート!

その反省として
今回(小学校は2020年度・中学校は2021年度・高校は2022年度)の
学習指導要領改訂から
「チョークアンドトーク」方式を変える
「アクティブ・ラーニング」が

求められるようになったのです。

具体的にはただ一方的に講義を受けるのではなく、
子どもが自主的に他者と協力しながら学ぶ、
もっというと話し合いや考えを文章にまとめるといった
アウトプットによって学びを行うという
あり方が示されるようになったのです。


今回の私の講座では
こういった教育観の変遷を説明したほか、

「アクティブ・ラーニングを体験する」

ためにいろんな活動を
体験いただきました。

話し合いワークや
協力して紙の塔を作る
「ペーパータワー」というワークなどを通し、
初対面の参加者同士でも話が盛り上がっていたのが
印象的でした。



体験していただいたからこそ
教育の新たな流れを実感いただけたように
感じています。


今回のポイント


アクティブ・ラーニングが
日本の教育を変える!
自分の学習も「アウトプット」の意識を持とう!

私はいまでこそ大学院受験塾を経営していますが、
前職は高校教員でした。

現在 ビジネス文書の書き方研修など
団体職員研修・企業研修の
講師としても活動しています。

こういう機会で人前で講座をする際、
私もなるべくアクティブ・ラーニングの形で
学んでいただけるよう、心がけています。


今回の講座も、
いままでの私の講師経験を元に
参加者の方と関わってきました。

皆様に喜んでもらえて何より、です。



ひとりで学習する際もアクティブ・ラーニングを!


なお、このアクティブ・ラーニングの発想は
自分ひとりで勉強する際にも役立ちます。


学習において、
ただ受け身でいるのではなく、
自分から主体的に学んでいくのが
極めて重要なのです。

主体的に学んでいくためには
ただ講師の話を聞いたり
本を読んだりするだけではなく、

学んだことを誰かに話したり
学んだことを元に文章を書いたりといった
「アウトプット」することが必要なのですね。

(講義でもお伝えしましたが、
 「人に教えるのが最強の学習方法」なのです)


そうすれば記憶の定着度も高まりますし、
なによりも楽しくなるのでおすすめですよ!


今回の講座、
お役立ていただければ幸いです。

ではまた!


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