口癖に気づけるくらいまで
本を読み込んでいますか?
NHK大河ドラマ『西郷どん(せごどん)』も
いよいよ最終章に入ったようです。
このままいくと
12/16が最終話になるそうです。
さいきん発表されたニュースによれば
「ものすごく明るい回」になるとのこと。
☆鈴木亮平:「西郷どん」最終回は「ものすごく明るい回に」
鹿児島・おはら祭りで「感無量」
いまから楽しみですね!
(うちはテレビがないので観れませんが)
「西郷どん」こと西郷隆盛とも
関わりが深かったのが、
坂本龍馬です。
NHK大河ドラマでは
なんと小栗旬が演じていました。
写真はこちらより↓
http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=14131
小栗旬って、
ルパン三世だろうが
坂本龍馬だろうが、なんでもできる
すごい役者さんなんですね!
驚きです。
なんでこういう話をしたかというと、
私、ちょうどいま司馬遼太郎さんの
『竜馬がゆく』を読んでいるんです。
ついに最終巻の
8巻に入りました!
巻が進むにつれて
主人公 坂本龍馬の行動スピードも
行動範囲も、
段違いに高まってきています。
今読んでいる部分では
「大政奉還」をいかに幕府へ提案するかで
奔走するシーンが出てきます。
一介の浪人が、
政治を大きく動かすロマン。
読んでいてホント、
面白いです。
「読まず嫌い」していた自分を
恥ずかしく思っています。
ただ。
あることに気づきました。
司馬遼太郎さんの作品って
わりとセリフがワンパターンなんですね。
『竜馬がゆく』だけをみても
「妙な男だ」
というセリフが数十回出てきます。
「妙な男だ」
と○○は思った。
こんなシーンがしょっちゅう出てきます。
読んでいて
「またか」
と思ってしまいます。
司馬遼太郎さんに限らず、
大作家には「口癖」が多いものです。
「また、このセリフが出てきた」
というのが多いんです。
これは作家に限らず
研究者もそうです。
「またこの説明の仕方を使うのか」
などと気づくことが多いです。
でも、こういった「口癖」に気づけるまで読むことには
大きな意味があるように感じます。
口癖に気づくことで、
その作家の本がより身近になります。
口癖に気づくことで、
作家とより親しくなった気がするのです。
口癖に気づけるくらいまで読むことで、
その作品を完全に自分のものにできるわけです。
今日のポイントです。
口癖に気づけるくらいまで
本を読み込んでいますか?
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1冊や2冊 読んだだけでは
作家の「口癖」には気づけないんです。
何冊・何十冊と読み込むことで
作家の「口癖」に気づけるようになります。
あなたには「口癖」に気づけるくらいまで、
読んでいる作家さんは
いらっしゃいますか?
そのレベルまで読んでくると、
自分の中にその作家の言葉遣いが
インストールされていきます。
しぜんと、
「あの作家さんならどういう言い方をするか」
が見えてくるようになります。
すると、文章を書くのもラクになるんですね。
「こういうときにはあの書き方をすればいいんだ」
と気づくんです。
現に私も
「妙な男だ」
というセリフ、何かの文章に書いてみたくなりましたし。
大作家の本を読み、
大作家の口癖に気づく。
すると自分でも
大作家の使う言い回しを使えるように
なっていくんです。
遠回りなように見えますが、
小手先でない文章力を身につけるには
大作家の本をじっくりと読みすすめるという
ステップがどうしても必要になってくるのです。
いわば文章力強化の【王道】が、
口癖に気づくまで本を読み込むことなのです。
ぜひ作家さんの
「口癖」に気づけるくらいまで、
本を読み込んでみてはいかがでしょうか?
ではまた!
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