プレゼン力アップのポイントは要略広を意識することにある!

今日のポイント
情報整理の基本は【要略広】!
同じ情報でも、伝える時間・文字量で
伝え方は変わってくる!

 

札幌商工会議所での
【話す力と情報整理力を高める!
説明力UP講座】について、
昨日の記事でもお伝えしましたね。

 

話す力と情報整理力をつける。

その際に大事なのは
【与えられた時間でどれだけ伝えられるか】
を考えることです、
とお伝えしました。

 

要は
【短い時間に、
 どれだけのことを伝えられるか】
が重要だということです。

 

 

短い時間で
本質を伝える。

 

 

その発想が必要です。

短い時間に本質を伝える際、
参考になるものがあります。

 

それが【新聞記事】です。

新聞記事を読むことは
情報整理の練習に大いに役立ちます。

 

なぜなら、新聞記事は
次の情報整理の基本に沿って作られているからです。

 

  【情報整理の基本】
要(よう)
略(りゃく)
広(こう) 

 

要略広という3つが
情報整理の基本なのです。

 

より細かく言うと
次のことになります。

  要:本質。一言まとめ。
新聞記事で言うところの「見出し」。「要は何か」

略:要に5W1Hを追加して
「誰が・何を・どのように」
「何・なぜ・どのように」が伝わるようにしたもの。
新聞で言うところのリード文。

広:時間がある時に読んでもらう「細かい情報」。
新聞で言うところの本文。 

 

わかりにくいと思うので
実例で示してみましょう。

 

日経(日本経済新聞)の
9/15の記事を参考にしてみます。

こちらの記事です(日経新聞 2018年9月15日 朝刊7面)↓

 

 連続災害 停電復旧に課題
各社応援、人員や機材分散
10日で600万戸被害

 関西などを中心に観測史上最大の瞬間風速を更新した台風21号と、
北海道で震度7を観測した地震は、
10日ほどの間に約600万戸の停電を引き起こした。
北海道の節電要請は緩和されたが、受給はなお綱渡り。
関西電力管内では14日になって、ようやく停電がほぼ解消した。
大規模な災害が相次いだ結果、
電力会社間の協力も人材や機材が分散するなど、
課題が浮き彫りになった。

 北海道電力の真弓昭彦社長は14日の記者会見の冒頭、
「道内の全ての発電所が緊急停止して停電となり、
大変なご不便とご迷惑をお掛けしたことを深くおわび申し上げる」
と頭を下げた。14日は電気事業連合会の勝野哲会長(中部電力社長)も
東京での記者会見で、電力業界を代表して一連の停電を謝罪した。

短期間に600万戸という停電は、
国内では900万戸が停電した2011年の東日本大震災以来だ。
4日の台風21号では関電で225万戸、中部電で84万戸が停電し、
6日の北海道での地震では地域全域が停電する
「ブラックアウト」で295万戸に影響した。

電力各社や電事連は東日本大震災の経験から、
病院など重点拠点の電力をまかなう発電機車を備えるなど、
対策をとってきた。
16年の熊本地震では、発生直後の域外の電力会社が
100台を超える発電機車を派遣。
5日間という短期間での復旧につながったとされる。
災害時に電力大手が協力する仕組みも培った。(…)

 

「要」というのは新聞の見出しです。

見出しだけでも、
どんな記事か分かりますよね。

 

短いですけど、内容が
バッチリ伝わります。

「要」だけ読んでも
【ああ、連続災害が起きて、
 停電の復旧作業に課題が出ているんだ】
と分かります。

 

続いて「略」です。

「略」というのは新聞のリード文のこと。
本文の前に少し書かれている書かれている記事がありますよね。

 

あれがリード文です。

 

ここには具体的な名称が出てきます。
そして「問題は何なのか」「どういうニュースなのか」が
明確に書かれています。

 

最後が「広」です。

リード文の隣からはじまるのが「広」の内容、
つまり本文です。

ここでは北海道電力社長のセリフや
中部電力社長の発言など、
よく具体的な内容が書かれています。

 

 

要略広それぞれ、
同じニュースを扱っています。

 

でも、書き方はそれぞれ
大きく異なります。

 

要<略<広の順に、
詳しさは高まっていきます。

 

でも、情報については
いずれも同じです。

 

 

同じ情報でも、
「要」だけを伝えることが出来ます。

また、「略」だけを伝えることが出来ます。

時間があるときは「広」で伝えることも出来ます。

 

頭のいい人はこれらを
自由に活用できる人です。

 

 

本当に時間がない時、
あるいは【30秒】で伝えなければならないときは
「要」だけをいいます。

 

また、少し時間があるとき、
たとえば【2分】で伝えるときは
「略」を言います。

 

かなり余裕があるときは
【30分】のプレゼンなどでは
前後関係も整理した上で「広」の内容を
説明していきます。

 

 

でも、頭がよくない人は
【30秒】しか時間がない時に
無理に「広」を話そうとしてしまいます。

 

結局、なんにも伝わらないのですね。

 

 

いかがですか?

要略広という3つが
情報整理の基本なのです。

新聞を読むことは
情報整理力を高めることに役立ちます。

 

それは
「要略広」の使い分けについて
自然に学ぶことができるからです。

ネットニュースだと
「要」はどこかは分かりますが、
「略」と「広」の差はわかりにくいのです。

 

今日のポイントです。

・・・・・・・・・・・・・・
情報整理の基本は【要略広】!
同じ情報でも、伝える時間・文字量で
伝え方は変わってくる!
・・・・・・・・・・・・・・ 

要略広。

この発想を持つだけでも
あなたの伝え方は変わってきます。

 

自己紹介やプレゼンが下手な人って、
いつでも「広」の内容を話そうとする人です。

 

時間が長い場合はいいですが、
ちょっとしか時間がない時に
「広」で話されるとみんなイライラしてしまうのです。

 

ぜひ要略広について
考えてみてくださいね!

ではまた!


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