知らないと赤っ恥!間違った意味で使っていることの多い日本語テスト、やってみませんか?

今日のポイント
あなたの使っている日本語は正しいと
自信を持てますか?
正しい日本語力をつけることで、
あなたの株をあげよう!

 

  「気が置けない友人って、
仲がいい人?
それとも、悪い人?」

日本語を使っていると、
いろいろ気になることがあります。

例えば、
「気が置けない友人」っていい方があります。

これって、
仲がいい人なんでしょうか?

それとも悪い人なんでしょうか?

 

「気を張らなくていい」という意味では
【仲がいい人】のように聞こえますし、

「安心することができない」「油断ならない」という意味では
【仲が悪い人】のように聞こえます。

 

判断に迷いますよね。

 

 

その度に、
私はスマホでググるか、
電子辞書で調べています。

 

 

意外と間違った使い方をしていて
ヒヤッとすることもしばしばです。

 

 

テレビを観ていてもそうです。

タレントさんが平気で
間違った言葉の使い方をしていますよね。

 

たとえば
平成ノブシコブシの吉村さん。

「破天荒」(はてんこう)で有名な人です。

 

でも、「破天荒」って、
本来どんな意味なんでしょうか?

 

考え出すと、
悩みだしていしまいますよね。

 

 

(「気が置けない」と「破天荒」の正しい意味は
ブログ記事後半をご覧ください)

 

だからこそ、
「一度、しっかり日本語を勉強したい…」
という悩みも持っている人からの相談も
たくさん頂いています。

 

 

このお悩みに応えるため、
【日本語検定3級合格講座】を開催中です。

 

社会人として恥ずかしくない日本語力の基準が
日本語検定3級です。

 

でも、日本語検定3級を独学するのは
なかなか大変なもの。

 

そんなわけで
「みんなで合格しよう!」を合言葉に
現在日本語検定3級合格対策講座を
実施しているのです。

 

昨日5/29(火)は
第3回の講座を行いました。

(準備の都合で写真は5/22のものです)

 

おかげさまで好評です!

 

特に日本語検定は
ふだん「なんとなく」使っている日本語の実力を
問題演習を通して学べるいいチャンスです。

 

5/29のテーマは「日本語の語彙」「日本語の文法」。

 

日本語の表現って、
間違って使われることがあります。

 

 

先程の「気が置けない」も
「破天荒」もそうです。

 

間違った意味で使われることの多い日本語は
たくさんあります。

 

自分が正しく使えているか、
不安になりますよね。

そんなわけで、
昨日の授業で行ったテスト、
一度やってみませんか?

 

解説も付けますので
安心して挑戦してみてください。

赤っ恥!間違った意味で使っていることの多い日本語テスト

 

【練習問題】
誤解の多い表現について、正しい選択肢を選んでください。

(1)気が置けない(例文:その人は気が置けない人ですよね)

a相手に気配りや遠慮をしなくて良いこと
b相手に気配りや遠慮をしなくてはならないこと
c a・bどちらの意味でも使わない

(2)ぞっとしない(例文:今の映画は、あまりぞっとしないものだった)

a面白くない
b恐ろしくない
c a・bどちらの意味でも使わない

(3)やおら(例文:彼はやおら立ち上がった)

a急に・いきなり
bゆっくりと
c a・bどちらの意味でも使わない

(4)他山の石

a他人の誤った言行も自分の行いの参考となる
b他人の良い言行は自分の行いの手本となる
c a・bどちらの意味でも使わない

(5)枯れ木も山のにぎわい

aつまらないものでも無いよりはまし
b人が集まれば賑やかになる
c a・bどちらの意味でも使わない

(6)世間ずれ

a世の中の考えから外れている
b世間を渡ってきてずる賢くなっている
c a・bどちらの意味でも使わない

(7)姑息(こそく・例文:姑息な手段)

a「一時しのぎ」という意味
b「ひきょうな」という意味
c a・bどちらの意味でも使わない

(8)奇特(きとく)(例文:彼は奇特な人だ)

a優れて他と違って感心なこと
b奇妙で珍しいこと
c a・bどちらの意味でも使わない

(9)確信犯(例文:そんなことをするなんて確信犯だ)

a政治的・宗教的などの信念に基づいて正しいと信じてなされる行為・犯罪またはその行為を行なう人
b悪いことであると分かっていながらなされる行為・犯罪またはその行為を行う人
c a・bどちらの意味でも使わない

(10)破天荒(はてんこう・例文:彼の人生は破天荒だった)

aだれもなし得なかったことをすること
b豪快で大胆な様子
c a・bどちらの意味でも使わない

 

 

さあ、いかがでしたか?

いまから答え合わせをしていきますね!!!!

 

気になる解答

 

【解答】
(1)気が置けない(例文:その人は気が置けない人ですよね)

a相手に気配りや遠慮をしなくて良いこと
b相手に気配りや遠慮をしなくてはならないこと
c a・bどちらの意味でも使わない

→正解はa!

 

(2)ぞっとしない(例文:今の映画は、あまりぞっとしないものだった)

a面白くない
b恐ろしくない
c a・bどちらの意味でも使わない

→正解はa!

 

(3)やおら(例文:彼はやおら立ち上がった)

a急に・いきなり
bゆっくりと
c a・bどちらの意味でも使わない

→正解はb!

(4)他山の石

a他人の誤った言行も自分の行いの参考となる
b他人の良い言行は自分の行いの手本となる
c a・bどちらの意味でも使わない

→正解はa!

(5)枯れ木も山のにぎわい

aつまらないものでも無いよりはまし
b人が集まれば賑やかになる
c a・bどちらの意味でも使わない

→正解はa!

 

(6)世間ずれ

a世の中の考えから外れている
b世間を渡ってきてずる賢くなっている
c a・bどちらの意味でも使わない

→正解はb!

 

(7)姑息(例文:姑息な手段)

a「一時しのぎ」という意味
b「ひきょうな」という意味
c a・bどちらの意味でも使わない

→正解はa!

 

(8)奇特(例文:彼は奇特な人だ)

a優れて他と違って感心なこと
b奇妙で珍しいこと
c a・bどちらの意味でも使わない

→正解はa!

 

(9)確信犯(例文:そんなことをするなんて確信犯だ)

a政治的・宗教的などの信念に基づいて正しいと信じてなされる行為・犯罪またはその行為を行なう人
b悪いことであると分かっていながらなされる行為・犯罪またはその行為を行う人
c a・bどちらの意味でも使わない

→正解はa!

 

(10)破天荒(例文:彼の人生は破天荒だった)

aだれもなし得なかったことをすること
b豪快で大胆な様子
c a・bどちらの意味でも使わない

→正解はa!

 

 

…さあ、いかがでしたか?

普段よく使われているものも
ありましたね。

 

中には「確信犯」のように
すっかり誤用で定着したものもあります。

 

でも、いくら誤用されていても
「自分は間違った使い方をしない」
と決めることが日本語力向上の
ポイントです。

 

正しい使い方をしている人を、笑ってませんか?

 

以前、こんなTV番組があったそうです。

街を歩く人に道案内をしてもらうという
番組です。

 

番組スタッフに質問されたおばあさんは
こんな説明をしていました。

  「そこの丁字路(ていじろ)を右に行ってください」

番組ディレクターたちはそれをみて

  「あのおばあさん、T字路という言葉を知らないよ〜」

と笑ったシーンが写っていたそうです。

 

古い人だから「T字路」という言い方を知らない、
と笑ったのです。

 

…放送後、ものすごい数のクレーム電話が
かかってきました。

何故かと言うと、
実は道路法令上は「丁字路」こそ正しい表記であり、
「T字路」のほうが誤用だったのです。

 

にもかかわらず、
番組スタッフが「正しい」使い方をした
おばあさんをあざ笑ったシーンが放送されたのです。

 

これに視聴者が反感を持ったわけです。

この話を見ると、ゾッとします。

  「本来は正しい言い方をしている人を
間違っていると思いこんでいないか?」

このことに気をつけなければ、
と思ったのです。

 

…ともあれ、
正しい言葉遣いを出来るかどうかが
あなたの評価を高めることに繋がります。

 

日本語力をこの機会に高めてみるのもいいですね!

 

なお、あと2人でしたら
6/9(土)の日本語検定3級の追加受験も可能です。

駆け込みで受けたい方は
お早めにご連絡くださいね!

ではまた!

 

☆なお、今回の問題は
こちらの書籍からの引用です。

『[速習!]シンプルに文章を書く技術』

作文教室ゆうのテキストとして使ったこともある
いい本です。
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