「ビールはいかがですか?」ではなく「あなたはどのスーパードライにしますか?」

温泉で見つけた注目のポスター!

 

こんにちは、
作文・論文アドバイザーの
藤本研一です。

 

最近、なぜか
ダンスをはじめました。

習いに行くほか、
家でも練習中。

 

日々、筋肉痛です。

 

 

その疲れを取るべく、
先日温泉に行ってきました。

 

 

 

ゆったりとお湯に浸かる。

いや〜、
いいですね〜!

 

 

 

 

その後、
休憩室に来ました。

 

柱を見ると、
こんなポスターが貼られていました↓

 

 

お風呂上がり。

 

ビールを飲みたくなります。

 

ポスターには

「あなたはどの「スーパードライ」にしますか?」

と書かれています。

 

 

観ていて
「書き方、うまいな!」
と実感しました。

 

 

傍らにいた妻に
思わず力説してしまいました。

 

以下はその際
妻に話した内容でもあります。

 

このポスターのうまい点はここだ!

 

 

このポスター、
どの部分が上手か
お分かりになりますでしょうか?

 

 

 

通常、温泉の休憩室にあるポスターは
こんな感じのものです。

 

「お風呂上がりにビール、いかがですか?」

 

 

これだけでも、
ビール好きの心が揺れ動きます。

 

 

「どうしようかな〜
休みだし、飲んじゃおうかな〜」

 

 

葛藤が始まります。

 

 

でも、今回のポスターは
違います。

 

 

「ビールはいかがですか?」

ではなく、

「あなたはどの「スーパードライ」にしますか?」

なのです。

 

すでにスーパードライか
スーパードライエクストラゴールドか、
ドライプレミアムかで
頭がまわり出します。

 

「どうしよう、
50円高いけどプレミアムにしようかな〜」

と悩みだすのです。

 

 

案の定、
私の周囲はみんな
スーパードライをジョッキで
飲んでいました。

 

 

私も温泉の後に
仕事を入れていなければ飲んでいました。

 

それくらい、
力のあるポスターなのです。

 

 

「どの「スーパードライ」にしますか?」
と聞かれたとき、

 

「いえ、ビールは飲みません」

と断りづらいのです。

 

選択肢で示されると、
その選択「以外」を
言いにくくなるのです。

 

逆に「選択肢」を選んだ先の未来を
想像し始めるのです。

 

「ドライプレミアムって、
どんな味なんだろ?

スーパードライよりも
キレッキレなのかな〜。

ああ、飲みたいな〜〜」

・・・という感じです。

 

あの『伝え方が9割』にもある方法!

 

このテクニックは
『伝え方が9割』という本にも
書かれた方法です。

 

王道の方法です。

 

 

たとえばデートに誘いたい場合。

 

ダメな男はこう誘います。

「今週末、食事に行きませんか?」

 

ストレートすぎる方法です。

多くの人はこういう誘い方を
するはずです。

 

 

でも。

 

これを選択肢で示してみましょう。

 

「今週末、イタリアンと中華、
どちらに行きたいですか?」

 

この質問は
週末食事に行くことを
前提に聞いています。

 

こう聞かれると、
ちょっと断りにくくなります。

 

イタリアンと中華という
具体的な料理がイメージできるので、
言われた側は

「う〜ん、イタリアンも
中華も好きだな〜」

と、考え始めます。

 

デートに誘える可能性が
上がるのです!

 

 

今日のまとめ

 

相手に動いて欲しいとき。
何かを進めたいとき。

 

ストレートに

「〜しませんか?」
「〜を買いませんか?」

というのをやめましょう。

 

 

そうではなく、
選択肢を提示するのです。

 

✕「ご飯食べに行きません?」
◯「イタリアンと中華、どっちに行きたいですか?」 

 

 

話す際や
文章を書く際、
ぜひ役立ててみてくださいね!

 

ではまた!

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