台風で飛行機が３回連続で欠航になっても、この状況を「楽しもう！」とすれば道が開けた！

岐阜出張！１泊２日の気楽な旅。のはずが…

こんにちは、
文章アドバイザーの
藤本研一です。

先週土日、岐阜成徳学園大学にて
【日本個別化教育学会】
が行われました。

大学院時代の先輩に誘われ、
私も参加しました。

久々にアカデミックな議論に参加し、
とっても刺激をもらいました！

特に文章指導に関してのアドバイスも
諸先生方からいただいたので
作文教室ゆうの講義に役立ちそうです。

さて、問題はその後、です。

岐阜から中部国際空港を使い、
新千歳空港に向かう予定でした。

ですが。

台風が私の邪魔をします。

10/22（日）の午後、岐阜成徳学園大学から
JR岐阜駅に向かうバスの車中、
ふとメールを見ると

「大変申し訳ございませんが、
ご搭乗予定の名古屋（中部） 22/10/2017発GK185が
欠航となりましたのでご連絡いたします」

とのメールが。

衝撃でした。

と同時に、
「ついに来たか！」
と思いました。

飛行機って、欠航リスクがあるんです。

大体欠航リスクは10%行かないくらい、でした。

「こういうときこそ、冷静になろう」
と思いつつメールを読むと、
振替便が出るようです。

でも、それは
翌日出る飛行機。

台風リスクを考えると、
飛ばない可能性があります。

そのため、
まだ飛行機が出ている
羽田空港に行くことにしました。

JR岐阜駅から名古屋駅に向かい、
東海道新幹線を使います。

飛行機の返金分で新幹線に乗れました。

探したところ、かろうじて21:30発
Air-doの羽田-新千歳便があり、
さっそく予約しました。

時間がけっこうあるので、
東京時代の友人と飲むことにしました。

これがその写真です↓

久々に会うと
懐かしさが溢れます。

「そろそろ羽田空港に行くかな…」

メールをふと見ると、
なんとAir-doからも

「フジモト ケンイチ 様の予約便は台風のため、
誠に勝手ながら欠航とさせていただきます」

とのメールが。

衝撃です。

ですが、振替便の候補に10/23（月）12:50-の便が
ありました。

この便に乗れば、
月曜日の講義の時間にも間に合いそうです。

友人と飲みながら変更の連絡をしました。

「参ったね〜。
でも、今晩、泊まれるからじっくり飲めるね！」

わりとポジティブでした。

その２時間後。

またまたAir-doからのメール。

嫌な予感がしました。

 「フジモト ケンイチ 様の予約便は機材繰りのため、誠に勝手ながら欠航とさせていただきます」

なんと
３度めの飛行機欠航連絡！

おまけに10/23の便は
ほぼ欠航が決まっているとのこと。

非常にショックでした。

どんな状況でも、「せっかくだから、楽しもう！」

さっきまでわりとポジティブだった私も、
心が折れました。

「あすの仕事、どうしよう…」

そんなとき、
友人が声をかけてくれました。

「オレの友達が会社に内緒で
沖縄に行き、
帰りの飛行機が欠航になったことがあるんだ。

〈やばい、どうしよう…〉
というときに
タクシーの運転手さんが

〈なんくるないさ～。
せっかくもう一日沖縄にいれるんだから
楽しんだらいいさ〜〉

って言ってくれたの。

だからフジケンも
せっかくだから久々の東京、楽しんで！」

意気消沈していたときだったので、
このアドバイス、すごく助かりました。

友人がそばに居てくれなかったら
かなり心がささくれていたはずです。

友人が話してくれた〈なんくるないさ～〉と
〈せっかくだから楽しんだらいいさ〜〉の発想、
とても大事だと思います。

台風に関しては
誰にも責任がありません。

そもそも帰れないなら、
この「いまこの瞬間」を楽しんだらいい。

心にしみる発想でした。

よく考えてみれば、
飛行機が欠航にならなければ
この友人とも会えなかったのです。

また、この友人とともに
学生時代の思い出の場所を回ることもできませんでした。

回っている時、
偶然、大学時代の大先輩とも遭遇できたのも、
飛行機が欠航になったおかげでした。

台風による欠航。
このアクシデントを
「せっかくの機会だ」と楽しめるか、どうか。

「せっかくの機会なんだから、楽しもう！」
と思えたら、
飛行機の欠航が意味あるものに思えるようになりました。

まず友人と会えたこと、
懐かしい場所を回れたことがあげられます。

また久しぶりに東海道新幹線に乗ったのも
テンションが上ったことです。

東海道新幹線を待つ間、
名古屋駅の高島屋を回るのも楽しかったですし、

東京の地下鉄の複雑さを久しぶりに味わえたのも
いい経験でした。

１泊することになった東京も、
自分が住んでいたときから
「変化」していることにも気づきました。

ちょうど解散総選挙の開票速報を観れたのも、
ホテルの部屋に「テレビ」があったからです。
（自宅にテレビがないので、開票速報を観るなんて久々でした）

台風による欠航の「おかげ」で、
多くの「発見・気づき・出会い」があったのです。

不思議なのですが、
ホテルの部屋で
「この欠航を、せっかくだから楽しもう」
と思っていると、ふとあることに気づきました。

「そういえば、北海道新幹線で
帰るっていう方法があるよね…」

急いでネットを調べると、
朝6:32に東京駅発の北海道新幹線はやぶさ１号が
あることに気づきました。

かろうじて、空席があります。

東京から新函館北斗に行き、
そのあと札幌行きの特急（スーパー北斗）に乗り換えても、
なんと授業の時間までに帰ることができるのです！

即、予約をしました。

むろん、
新幹線が止まるリスクもあります。

「新幹線が止まったら、
そのことをまた楽しめばいい」

ちょっと私も前向きになっていました。

よく考えてみれば
北海道新幹線を
「いつか、乗ってみたいね」
と嫁と何度か話したことがありました。

なんとこのタイミングで、
自分の夢が叶うことになったのです！

しかも、Air-doの通常飛行機料金よりも、
東京-新函館北斗-札幌の新幹線＆特急料金のほうが
少し安いのも初めて知りました。

つまり、Air-doからの払い戻し分で
乗車可能なのです。

☆ちなみにAir-doは29,290円、
東京-新函館北斗-札幌は26,820円でした。

このメルマガも、
北海道新幹線車中で書いていますし。

この岐阜出張。
結果的には名古屋観光・
東京観光もできるということになりました。

友人に「楽しんだらいいさ〜」と
言われなければ、

「なんでオレだけこんなにツイてないんだ！」

とふてくされていたことでしょう。

そんな状態だと、
「北海道新幹線で帰る」
というアイデアにも気づけなかったかもしれません。

そして北海道新幹線に乗りたいという
夢が叶うこともなかったわけです。

この経験のおかげで、
私もすこし成長できたようです。

飛行機が欠航、
再度予約するもそれも欠航、
その次の予約も欠航…。

これが続くと、つくづくツライことに気づきました。

この経験をしたからこそ、
自分と同じように飛行機が欠航している人がいたら
アドバイスができる自分になれたように思います。

自分が実際に経験することで、
他の人を助けられることを実感したのです。

これも、
飛行機が欠航したからこそ、
得られた結果です。

長い人生、
ツライこと・へこむことってたくさんあります。

今回のように、
予期せぬ「災難」もあるでしょう。

そんなとき、
「せっかくだから、この状況を楽しもう」
と思えるかどうかで
人生の質が変わってくるように思うのです。

もうすぐ北海道新幹線も
青函トンネルを抜けます。

よく考えたら、
飛行機が欠航しているからこそ、
これを「ネタ」にブログも書けたわけです。

台風に感謝しないといけませんね。

というわけで、
ではまた！