まずは船を燃やせ!受験料を支払い退路を断つ決意がキャリアを開く!【キャリアアップを科学する72】

summary

「船を燃やす」とは退路を断って覚悟を決めること。迷っているだけでは前に進みません。資格試験や大学院受験も、まず申し込んでしまうことで「やるしかない」状況が生まれます。人は得る喜びより失う痛みに強く反応するからこそ、受験料を払うことが行動の後押しになります。思い切って決断し退路を断つことが未来を切り開きます!

船を燃やせ!やり切るために必要な覚悟

以前、あるセミナーに参加したときに、強く印象に残った言葉があります。

それが
「船を燃やせ」
という言葉です。

舟を燃やし、退路を断つ!

そういう思いが込められた言葉です。

歴史的にはヨーロッパ諸国が植民地支配を広げていた時代に
由来する言葉となっています。

新しい土地に上陸した際、兵士たちは
「うまくいかなかったらどうしよう」
「このままだと危険なのではないか」

という不安を抱くことがあったそうです。

(未知の場所に行くこと自体の不安だけでなく、
 自分たちの命が危ういという不安もあります)

そのために船長は
上陸後すぐに
自分たちが乗ってきた船を燃やした、

といいます。

つまり、退路を断つのです。

そうすることで、
「もう後戻りはできない。ここでやり切るしかない」
という覚悟を決めたと言われています。

…このあとの歴史的流れを考えれば
「船を燃やせ!」という言葉は決して褒められたものではありませんし、
この記事は植民地主義を肯定するものではありません。

ただ、この「退路を断つ」という精神性そのものは
何かに挑戦するときにも非常に大事な考え方だと思うのです。

今回は「退路を断つ!」決意・「やるしかない!」という思いを持つ
大事さを具体的エピソードをもとにお伝えします!

「決める」ことが行動を変える

「この資格検定、受けようと思うけど
 まだまだ不安…」

「大学院、行けたら良いけど無理かもしれない…」

今後のキャリア形成を考える時
こういうふうに迷うこと・不安を覚えることって
たくさんあります。

その時ウジウジ悩んでいるだけだと締切を過ぎてしまい、

「来年でいいや」
「また次の機会にしよう」

となりがちです。

そうなると、せっかく芽生えた挑戦への意欲も消えてしまい、
結局ダラダラと時間だけが過ぎてしまいます。

大事なのは
「やるかどうかを決めること」
です。

その時に大事なのが「船を燃やす!」覚悟で退路を断つため、
まずは試験に申し込んでしまうこと。

そうすると「やらざるを得ない」状況になり
イヤでも挑戦できるのです。

なので大事なのは
「まずは思い切って申し込んでしまう!」
という「船を燃やす」行動なのですね。

人は「失うこと」に強く反応する

ちょうど私は受講生の方との授業予習のため
心理学のテキストを再読しています。

その中に印象的な話がありました。

それは、
人間は得ることよりも失うことのほうに強く反応する
というものです。

例えば
フイに1万円の臨時収入があった喜びよりも
財布に入っていた1万円を落としてしまう悲しみのほうが
強く感じられる傾向があるのです。

同じ1万円という金額ですが、
新たに得る喜びよりも
もっていたものを失う悲しみのほうが
心理的なインパクトは大きいのです。

これを試験勉強に置き換えると、
「合格したらボーナスでお金がもらえる」ことよりも
「受験しなかったら受験料が無駄になる」感覚のほうが
心理的には大きい、と言えるのです。

似たような例で考えてみると、

「義理でこのパーティーに行ってくれたら1万円あげるよ」
と言われるよりも

「パーティーの参加料1万円を払ったから
 いかないともったいない!」

という思いのほうが
パーティーに行く思いが強くなりますよね。

得ることよりも失うことのほうが
人間の感情としては大きいのです。

(結婚の喜びよりも離婚の悲しみのほうが大きい、
 とも言えますよね)

…若干脱線しましたが、
先に受験料を払ってしまえば
「モトを取らなければ!」
という気持ちが働き、自然と勉強せざるを得なくなるということです。

これもまた退路を断つということですね。

私自身も、まず申し込んでから動いてきました

私自身、いまITパスポートという試験勉強を進めていますが、
早速8月頭の受験日で申し込みを行いました。

(ITパスポートはCBT、つまりコンピュータ上で受験をするものであり、
 試験が頻繁に実施されています)

ITパスポートの受験料は7,500円(税込)。

「なくす」と切ない金額です。

だからイヤでも私のやる気が高まっています(笑)。

思い返せば、3年半前に北海道大学公共政策大学院を受験したときも
「まず受験する!」と決めたのを覚えています。

受験料3万円を納めてから
本格的に勉強を始めました。

(これも「なくす」と切ないためやらざるを得ません…)

正直に言えば、
私の場合あまり褒められた準備の仕方ではありませんでした。

志願書類は2日で書き上げ、
そこから面接対策を一気に進めているからです。

それでも
「受ける」と決めて行動したからこそ
見事一発合格を勝ち取れました。

退路を断って思い切って動くからこそ
自分の可能性は広がっていくのだと思います。

まずは挑戦してみましょう

ちょうど今の時期、
各大学院では説明会が積極的に開催されています。

少しでも気になるのがあればぜひ参加してみてくださいね!

そして、もし
「ここだ!」
と思える場所が見つかったら
思い切って受験を決めてみることをおすすめします。

資格試験でも同じです。

迷っているなら、まず申し込む。
船を燃やしてしまう。

その覚悟が、自分を前に進ませてくれます。

私も受験料を払ったからこそ
ITパスポートに挑戦する気持ちが一気に高まりました(笑)。

お互い、挑戦をしていきましょう!

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