目次
講師業として仕事を増やすには?
「講師業をしているけれど、どうやったらもっと仕事を増やしていけるのだろうか…?」
「このままでいいのだろうか…?」
研修講師などをしている講師業の方、そんな問いを抱いたことはありませんか?
講師という仕事は、自分の経験や知識そのものが「商品」になります。
つまり、「いまの自分」がそのまま講師としての価値になってしまうのです。
だからこそ、講師という仕事は常に時代の変化とともに「アップデート」が求められます。
「かつて人気講師だった」だけでは通用しませんし、「昔の経験談」だけでは受講者の心を動かすことは難しくなってきています。
そんななか、私が強くお勧めしたいのが大学院への進学です。

「講師業と大学院って関係あるの?」
そう思われるかもしれません。
ですが実は、この二つは非常に相性が良いのです。
今回の記事ではなぜ講師業の方こそ大学院で学ぶべきなのかを私自身の実体験をも踏まえてお伝えします!
そしてどんな大学院を目指すと良いかもご紹介します!

自分自身が「商品」であるという現実
講師という仕事は、言ってしまえば「自分自身が商品」になります。
自分の経験や専門性がそのまま講義内容になり、自分の持つ知識や話し方、そして人柄までもが評価されていくのです。
過去に人気講師だったとしても、今の時代に求められる知識やスキルを提供できなければ、あっという間に声がかからなくなることもあります。
講師業は過去の実績だけでは通用しない世界です。
前職の経験を元に講師業として独立するケースも多いですが、過去の経験だけに頼っているといつのまにか時代から遅れた研修しかできなくなってしまう可能性があります。
なので講師業は「今、自分がどれだけ社会に貢献できるか」「どんな知識を持っているか」が問われ続けるのです。
なぜ講師業に大学院進学が有効なのか?
今の自分の専門知識や経験を高めていくため、講師こそ大学院に進学することを意識したほうがいいと私は考えています。
それは講師業の方が大学院に行くことで次のメリットがあるからです。
メリット1 研修講師としての専門性強化
大学院では専門知識を深めることができます。
講義の学びだけではなく、自分で論文を読んだり、また自分自身が研究したりすることで深い専門知識を身につけることができます。
これが講師としての講義内容に深みを与えてくれるのです。

メリット2 最終学歴の更新によるブランド価値の向上
世の中、学歴がすべてではありません。
ですが、まだまだ効力を発揮するのがこの学歴というものです。
大学院進学をすると、最終学歴を「大学院卒」に更新できます。
それにより、自分の研修内容に深みが与えられますし、周りからも一目を置いてもらえるようにもなります。
「〇〇大学大学院修了」という肩書きはあなたの信頼性を高めてくれるのです。

メリット3 学ぶ姿勢を伝えられる!
研修や講演を聞いていて時折、「この人はもう何も学んでいないんだろうな」と思うことってないでしょうか?
何年も前から同じ内容をただ話しているだけ。
しかも、自分の過去の自慢話ばかりしている。
こういう「ダメ講師」は実際多数存在しています。
こういう講師に研修を担当されるのは受講者だけでなく企画側もかわいそうです。
ですが、大学院に仕事をしながら学ぶことで「学び続ける熱心さ」を伝えることができます。
学んでいる人特有の謙虚さと自信を持つこともできます。
これが受講者・企画側の方にも大きく伝わるのです。

メリット4 大学院ネットワークによる案件獲得
社会人として大学院に行くと、同じ大学院に学ぶ仲間との人間関係を構築できます。
同級生だけでなく、先輩・後輩とも関係を構築できます。
なかには企業の経営者や研修担当の方とも直接つながることができます。
実際、ビジネススクールや公共政策系大学院などには、企業経営者や行政職員など、影響力のある方々が数多く在籍しています。
その中でのネットワークが、研修や講演の依頼につながることもあるのです。
こういう「人脈形成」ができるのも大学院進学の魅力であるのです。

私自身の体験から実感していること
私自身、大学院進学の価値を日々実感しています。
私は社会人大学院受験の塾を経営する傍ら、自身も北海道大学大学院で学んでいます。
そのうえで、北海道庁や市町村職員の方、企業の方を対象に研修講師もしています。

大学院で学んでいることが、自分の研修や講演を用意する際にも非常に役立っているのを実感しています。
北大では公共政策大学院に学んでいるのですが、研修のなかで大学院での学びをそのままお伝えすることができています。
また、公共政策について学んでいるからこそ、行政職員向けの研修や政策形成に関する研修の依頼をいただく機会も増えてきました。
北大の公共政策大学院で学ぶことで「公共分野に専門性がある講師」というブランドも形づくられているところがあります。
これは本当にありがたいことですし、大学院での学びがなければ生まれていなかった展開です。
「値付けに悩む講師」にこそ必要な学び
講師業をされている方の中には、「自分の講義の価格設定に悩んでいる」という方も多いのではないでしょうか?
実績があまりなく、まだ有名でないうちは、どうしても「格安」で請け負ってしまいがちです。
しかし、それが習慣化してしまうと、単価は上がらず、結局は「安く使い勝手のいい講師」として扱われてしまいます。
このような状態から脱するためにも、大学院での学びを活かして「自分はこの分野において専門性を高めている講師です」と堂々とアピールできることは大きな強みとなるはずです。
研究テーマを持ち、修士論文をまとめ、その成果を講義に反映させることで、価格設定にも自信を持つことができるようになりますよ!

どんな大学院を目指すべきか?
では、具体的にはどういう大学院を目指すといいのでしょうか?
人それぞれで良いと思いますが、次のものも参考にしてみてください。
- MBA(経営学修士)
企業研修や組織マネジメントをテーマに講義をしている方におすすめです。 - 公共政策系大学院
自治体や行政機関向けの研修をされる方にとって非常に相性がよい分野といえます。 - 教育・福祉・医療系大学院
教育現場や医療現場での研修をされる方であれば、それぞれの分野の大学院を目指すことで専門性を高めることができます。
こういいう内容を参考に、自分が今後どの領域に専門性を持っていきたいのか、その将来像に合わせて選ぶのをおすすめします!
講師こそ、誰よりも学ぶべき!
講師という仕事は、人に何かを教えることが本質です。
ですが、そのためには「学び続ける姿勢」を持ち続けなければ成立しない仕事でもあります。
受講者にとって「講師がどんな学びをしてきたのか」は、講義の価値を判断する大きな材料になります。
だからこそ、講師業の方こそ大学院に行くことで、自分自身の価値を高め、キャリアアップにつなげていくべきだと私は強く思います。
私自身、仕事しながら大学院に通うのは少々大変ですが、学び続けることで自分の講師としての幅が確実に広がっていると感じています。
ぜひ一緒に、学びを続けていきませんか?

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