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皿洗いから学ぶ「リアルタイム処理」の重要性
「これ、面倒だから後でやろう…」
仕事をしていると、何かと面倒なので「あとでやろう」と思うことって、誰しもありますよね。
特に年末などで仕事が溜まっていくと、「時間があるときにまとめてやればいいや」と考えがちです。

でも、その結果、余計に手をつけるのが面倒になりがちです。
これは台所のシンクに汚れたお皿が100枚溜まってしまうのと同じ状況。
そうではなく、お皿は1枚ずつ洗うほうがラクです。

これ、私自身が普段から意識していることです。
溜めるよりも、すぐにやるほうが気持ち的にも楽なんですよね。
仕事もこれと同じです。
後回しにするほどタスクが重くのしかかり、いざやるときには多くの労力を必要とします。
今回は「仕事も家事もリアルタイム処理を!」というテーマでお届けします。
バッチ処理よりリアルタイム処理を!
「バッチ処理」という言葉をご存知ですか?
昔、コンピュータの処理がものすごく遅かった頃、特定の種類の処理をたくさんためてから一気に処理をしていました。
これをバッチ処理といいます。
作業を溜めてから一気に片付ける方法です。
一方で「リアルタイム処理」は、その都度こまめに対応する方法です。
現在、コンピュータの処理はかなり早くなったのでバッチ処理中心からリアルタイム処理中心に変わっていったようです。

バッチ処理とリアルタイム処理はコンピュータの処理だけでなく仕事や家事にも当てはまります。
例えばこんな違いがあります。
- バッチ処理:メールが10通溜まってからまとめて返信
- リアルタイム処理:メールが1通届くたびにすぐ返信
どちらがストレスなく進められるでしょうか?
リアルタイム処理なら、メール1通に数分で返信することができます。
一方、10通まとめて返信しようとすると時間がかかってしまうこともあります。
結果的に心理的ハードルが高くなり、作業を先延ばししてしまう悪循環に陥ってしまいます。
だからこそ、仕事は溜めずに「すぐ」処理するというリアルタイム処理を習慣化したほうがいいのです。
締切無視法で大学院の課題を乗り切れ!
大学院での学習をスムーズに進めるため、以前私は「締切無視法」を提唱しました。
締切無視法とは、大学院において課題が提示されたら締切を「無視」してその日から解き始め、締め切り前にすべてを終えてしまう、という方法です。
多くの人は締切になるまで「待って」から取り組むので、締切前に慌てることになります。
(しかも、多くの課題は同じタイミングに締め切りが来ます…)
これも締め切りまで課題を溜めてから行う「バッチ処理」ではなく「リアルタイム処理」をしている姿といえるでしょう。
ミニマリスト的リアルタイム処理のすすめ
リアルタイム処理でいいますと、出張や旅行から帰ってきたときの対応も同じと言えます。

出張や旅行から帰ってくると疲労困憊しています。
なので荷解きを「明日でいいや」と思ってしまいがちです。
通常の洗濯といっしょに、まとめて処理します(バッチ処理)。
また、出張中や旅行中 着た服を溜めておいて家に帰ってから一気に洗濯しようとしています(バッチ処理)。

この点、私は違います。
旅行から帰ってきたら「その場」で荷解きして洗濯します(リアルタイム処理)。
また、出張中や旅行中も洗濯をして浴室や部屋に干すようにしています(リアルタイム処理)。
リアルタイム処理を心がけているので、洗濯物がほとんどたまらないのです。
…実は私 ミニマリスト志向があるので下着や靴下を最小限しかもっていません。
(基本3組です)
出張時も持っていく服は2組だけ。
帰宅後にすぐ洗濯しないと、次の日着るものがありません(笑)。
また出張中にホテルで洗濯しないと同じ理由で着る服がなくなります。
いわば「リアルタイム処理をしないと困る環境」が存在しているわけです。
だからこそイヤでも洗濯をするようになるわけです。
結果、洗濯物が溜まることはなく、常に片付いている状態をキープできます。
(ただし、この生活は一度破綻するとけっこう悲惨なのでオススメはできませんが…)
「やらざるを得ない環境」をつくるとリアルタイム処理が身につく
私のケースは極論ですが、リアルタイム処理を余儀なくされる環境を作っておくといいですね。
ルールを決めて強制的に片付ける仕組みを作るのもオススメです。
例えば私は仕事を終えるとき机の上の荷物をすべて片付けて机をカラにしています。
なにもない状態を毎日作るようにしています。
そうすると、机の上に読んでいない書類や本が溜まることはありません。
書類を移動させるのはけっこう面倒なので、カンタンな書類だったら「よし、この場で処理してしまおう」「この場で読んでしまおう…」と取り組むことができます。
日々、書類をリアルタイム処理していると書類が溜まって山になることがありません。
そうなると退勤時間でスッキリ帰りやすくなるのです。
こうやって「あとでやろう」という習慣をなくすことがリアルタイム処理への第一歩です。
リアルタイム処理がもたらすメリット
リアルタイム処理を意識することで、次のようなメリットがあります。
- ストレスが減る:作業が溜まらないので気持ちが楽になる
- 効率が上がる:処理スピードが速くなり、他のことに時間を使える
- 仕事の質が向上する:一つ一つの仕事に集中できる
結果的に、仕事が早く片付くことでプライベートの時間も増えて一石二鳥です。

まとめ!貯めずに処理するのが仕事のポイント
「リアルタイム処理」を意識することで、公私ともにスムーズな生活が手に入ります。
「後回しにしない習慣」が効率的な仕事と心の余裕につながります。
業務を処理する習慣、あなたも今日から試してみませんか?
それが来年の飛躍にもつながるはずですよ!!
仕事も家事も「リアルタイム処理」がカギです!
面倒なタスクはすぐに対応し、後回しにしない習慣をつけることでストレスが減り、効率が上がります。
小さな積み重ねが、より良い未来を作ります。今日から「すぐやる」を意識してみませんか?