ドラマ『サ道』を観るとサウナに行きたくなるのは、表現技法が巧みであるから。

今回のポイント
相手にわかりやすく伝えるためには
「目の言葉」「耳の言葉」「身体・心の言葉」を
駆使して表現する!

 

サウナドラマ『サ道』にハマる。

 

 

ドラマ『サ道』って、
知っていますか?

 

☆テレビ東京公式サイト内での記述はこちら

 

お笑いグループ・ネプチューンの
原田泰造さん演じる主人公が、
日本各地のサウナを周っていくという物語です。

 

そしてサウナ特有の
「ととのう」経験を得ていく、
というサウナドラマです。

 

 

観ていると、
サウナに行きたくなってきます。

 

 

茶道のように
「サウナ道」、
つまり「サ道」を
追求していく探求者のドラマとなっています。

はじめは
「なんだか汗臭そうなドラマだな」
と思っていましたが、
観るうちにどんどんハマっていきました。

 

 

テレビ東京で2019年放送されていたので
ご覧になった方も多いかもしれません。

 

2019年末には
「特別編」として北海道エリアのサウナ(「北の聖地」)も
紹介されていますので
北海道民としても見てみると面白いですね。

 

 

ブログ仲間の紹介で観ることに。

 

この『サ道』、
ブログ仲間の内田純子さんからの紹介で
見始めました。

☆内田さんのブログはこちら

 

Amazon Prime Videoに出ているので、
アマゾン・プライム会員なら無料で観ることができます。

 

☆Amazon Prime Videoでのサイトはこちら。
内田さんは鍼灸師(しんきゅうし)。

私の妻が毎回お世話になっています。

「優花さん(妻のこと)の
体調を整えるのに
サウナがいいかも!」

そういう話を妻が聞いてきたらしく、
サウナの醍醐味をまとめたドラマ
『サ道』を観ることにしたのですね。

 

 

もとは「1話だけ観る」つもり。

 

ですが、あまりに面白くて
妻と一緒に2日で「全12話」を
見切ってしまいました(笑)

 

 

 

『サ道』3人の登場人物

 

このドラマには
3人の登場人物がいます。

 

主人公の
「ナカちゃん」(ナカタアツロウ)、

サウナで毎回出会う顔なじみの
「イケメン蒸し男(むしお)くん」と「偶然さん」。

 

 

この3人がサウナについて
アツく語るのが毎回の見どころです。

 

 

観ていて興味深いのが
この3人の話す内容です。

 

 

ナカちゃんは
目で見たイメージを多く言葉にしています。

 

 「一目惚れって、
こういうことでしょうか。
ひと目見て、
このサウナが一気に好きになりました」

「海と温泉が一体となった
雄大な雰囲気」

(注 セリフはフジモトの記憶のなかのものですので
念のため)

こういう「目で見たイメージ」を
言葉にしています。

 

 

一方、インテリの「蒸し男くん」は
「耳で聞いた内容」を多く言葉にしています。

 

 「サウナはもともと
2000年前からフィンランドで
行われていた文化で…」

「ロウリュというのは、
フィンランドに伝わる
伝統的な入浴法で…」

こういう詳しい情報提供や
数字・うんちくなどが語られます。

データや数字は
目で見たり、体や心で感じたりすることが
できません。

純粋に「耳」だけで成立する概念です。

こういう「耳で聞いた内容」を
多く言葉にしています。

 

 

最後の「偶然」さんは
「感覚・感情」を多く言葉にしています。

 

「もう、なんか、
サウナってすごくいい!」

「サウナ、行ってよかった!」

こういう感覚・感情表現を
多く用いています。

 

 

わかりやすく表現する際に必須!「目の言葉」「耳の言葉」「身体・心の言葉」

 

 

…実はこの3人、
私が文章講座でお伝えしている
「目の言葉」
「耳の言葉」
「身体・心の言葉」
それぞれを体現しているのですね。

 

私は文章講座のなかで

 「相手に具体的に説明するための
  3つの言葉」

について説明しています。

 

 

それが
「目で見て分かる内容」を書く「目の言葉」、
「耳で聞いて分かる内容」を書く「耳の言葉」、
「身体・心で感じられる内容」を書く「身体・心の言葉」という
3つの内容です。

 

 

この3つすべてを使って表現すると、
相手に伝わりやすくなるということを
講座内で私は説明しています。

 

 

なぜこの3つが必要かと言うと、
人によって
「目の言葉を多く使う人」
「耳の言葉を多く使う人」
「身体・心の言葉を多く使う人」
がそれぞれいるからです。

 

 

 

「目の言葉を多く使う人」には
「目の言葉」で説明した方が
伝わりやすいです。

 

つまり、ビジュアル表現や
色合い・形・大きさなどを
細かく伝えることでわかりやすくなるのです。

 

「耳の言葉を多く使う人」には
「耳の言葉」で説明したほうが
伝わりやすいです。

つまり、データ・数字などのほか
擬音やセリフ・引用などを用いて話すと
わかりやすくなります。

「身体・心の言葉を多く使う人」には
「身体・心の言葉」で説明したほうが
伝わりやすいです。

つまり、感覚や感情を盛り込んで
説明するとわかりやすくなるのです。

 

3タイプの人がいるからこそ、
この3つすべてを駆使して表現すれば
どのタイプの人にも伝わる文章になります。

 

 

だからこそ、
わかりやすく文章を書くためには
「目の言葉」「耳の言葉」「身体・心の言葉」を
すべて使って書きましょう!

 

 

…こういう内容を
「ビジネス文書研修」講師の際に
お伝えしているのです。

 

「偶然」かもしれませんが、
『サ道』というドラマの主人公
3人はこの「目の言葉」「耳の言葉」「身体・心の言葉」を
それぞれ体現しています。

 

 

だからこそ、
サウナの魅力が
視聴者にわかりやすく
伝わるのですね。

 

 

私もはやくサウナに行きたい気持ちで
いっぱいになりました!

 

今回のポイント

 

今回のポイントです。

 

相手にわかりやすく伝えるためには
「目の言葉」「耳の言葉」「身体・心の言葉」を
駆使して表現する! 

 

 

「目の言葉」「耳の言葉」「身体・心の言葉」を駆使すると、追体験ができる!

 

 

サウナに入る経験というのは
結局 自分で体験しないとわかりません。

 

 

ですけど、
「目の言葉」「耳の言葉」「身体・心の言葉」という
3つを駆使することで

相手も追体験することができるのです。

 

 

だからこそ、
この3つを効果的に使うことで
相手に伝わる表現を行っていきたいですね!

 

 

これは大学院の
志望理由を説明するときにも
役立ちますし、
文章を書く際全般に使える視点です。

 

 

『サ道』をご覧になる際は
こういう表現に注目して観てみても
面白いかもしれませんね!

 

 

アマゾンプライム会員でしたら
無料でみれますし、
DVDなども出ていますし。

 

 

ではまた!

 

☆「目の言葉」「耳の言葉」「身体・心の言葉」の
詳細はこちらもどうぞ↓

 


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1件のコメント

分析が素晴らしいです。

言われてみれ同ドラマを思い返すと、ナカちゃんが視線を奪われた物事、そこに対する蒸し男君の(言い方は悪いものの)理屈面での解説。しかしながら最後のオチとして感情に特化した偶然さんの蒸し男君の話のぶった切りと総括という3人で分担するサウナ批評の流れですね。

なお個人の感想ですが、サウナはちゃんとサウナ浴後に水風呂などで冷やしてゆったり休憩というルーチンを守ると、お風呂より疲れにくい体感はあります。

しかしこれもまた施設の閉店時間を気にしながらの入浴だと、不思議と自分の中に蟠っていたり溜まっていたものがストンと落ちたような『整い』にはなかなか至れないものです。が、そこでガックリせず、
「あー、完全ではないけど6割は整った気がするからヨシッ!」
と割り切ってその日のサウナセッションを切り上げ、後日ゆっくりできる時間にゆっくりできる時間に施設でサウナに入り浸って9,10割の整いに至るのもまた乙だったりします。

私個人のサウナ体験も入れましたが、この楽しさをぜひ味わっていただきたいので、お暇があればぜひどうぞ!

まんじゅ(´ん`) へ返信する

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