作文の書き方④「引用」から書いてみよう

 

もう12月。

今年2015年も残すところ1ヶ月ですね。
今年のはじめ、考えた目標がある人はあと1ヶ月でどこまでできるか、考えてみるといいですね。

「文章を上達したい!」という人は、ぜひ練習してみてくださいませ。

 

さて、今日の作文のコツは「『引用』から書いてみよう」。

作文や小論文を書くとき、よくやってしまうのが「全部自分の言葉で書いてしまう」ということです。

 

全部自分で書くと、細かく説明するのが大変です。

そんな時どうすればいいか?
それが「引用」から書く、ということです。

 

ある本からの引用のほか、誰かの名言やことわざを書くところから作文を書くと、すごくラクです。

例)夏目漱石は『草枕』で「山路 を登りながら、こう考えた。 智に働けば 角が立つ。 情に棹させば流される。意地を 通せば 窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」と述べている。漱石にあらずとも、山や自然の中を歩くと、人間社会の矛盾や葛藤を誰もが考え始めるのだろう。私も最近、同じような経験をした。それは・・・(以下略)

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書いていることは単に〈自然の中を歩くと、人間社会の矛盾や葛藤を誰もが考える〉ということ。
でもそこに夏目漱石の言葉を持ってくることで、なぜか信憑性があがったような気がします。

これを実に多用するのが欧米系の作家です。
読んでいると(うっとおしいほど)、聖書からの引用がたくさんあります。

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どんな単純な内容でも「聖書の〜〜にある通り・・・」というと、文章に重みが出てきます。
うかつに聖書の内容にケチを付けられないということを逆手に取ってもいます。

その上、引用すると文章量がかせげます。
同じことを引用+自分の文章で述べてしまうので、実質分量が2倍になるのです。

切羽詰まった大学生のレポートや夏休みの読書感想文も、「引用」を入れることをお忘れなく!

 

・・・実はここで扱った「『引用』から書いてみよう」というテクニック、齋藤孝さんの本に出ていたものを元にしています。

「NHKの『にほんごであそぼ』監修をしている、明治大学教授の齋藤孝さんも言ってるけど・・・(以下略)」。

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