「秘伝 エッセイの書き方」講座開催!あなたのエッセイに足りない要素は?

 

エッセイ講座、札幌 宮の沢にて開催!

こんにちは、
作文・論文アドバイザーの
藤本研一です。

 

11/16(水)、
コミュニティカフェふうしゃにて
「エッセイ講座」
を開催しました!

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これまで、
個別の講習で
「エッセイ」
をご指導したことはあるものの、

「エッセイ講座」
という形で行うのは初めて。

 

ちょっとドキドキでした。

 

 

 

ただ、
「自分史講座」から
連続して参加してくださっている
受講生の方のおかげで

楽しく
進めさせていただきました。

 

こういう講師の仕事をしていて
思いますが、

「講師」の仕事は
「受講生」の方がいるからこそ
成立するものです。

 

 

意外と
学校教員時代は
気づかなかった点です。

 

でも
考えるとそうですね。

学校の「先生」
でいられるのって、

「生徒」が存在するから
なんですよね。

 

日本語はエッセイに適した言語だ!

今回のエッセイ講座のテーマは
「エッセイとは?」
「エッセイの型」。

 

「エッセイとは、一体何でしょう?」

 

エッセイとは、
日本語で言うと「随筆」。

 

要は

気の向くまま、書き綴ったもの。

 

中身としては

「日常の経験・気付き」

をまとめたものになります。

 

日常生活の中での
心情をまとめたものです。

 

実は日本は
はるか昔から
「エッセイ」
が書かれてきた歴史があります。

 

「つれづれなるままに~」
で始まる
徒然草』は
鎌倉時代。

 

清少納言の書く
枕草子
は平安時代。

 

なんと1000年以上も前の
エッセイがいまだに残っているのです。

 

しかも、
「女性」が書き残した
エッセイが残っている国って
殆どありません。

 

 

実は、エッセイには
もっと
のものが日本にはあります!

日本最古とも言えるエッセイは
土佐日記』。

 

これも、
エリートが漢文ばかりで書いている時代に、

娘をなくしたショックを
書き綴るため

日本語で書かれた作品です。

 

なお。

『土佐日記』は
日本初の

オカマ文学

でもあります!

 

作者の紀貫之は
超エリートの男性。

 

エリートは当時、
「中国語」である
「漢文」でこそ、
文章を書くべき風潮があったのです。

 

でも。

 

漢文では
きめ細かな感情を表せない。

 

表すとしたら

「白髪三千丈」(はくはつさんぜんじょう)

というオーバーな言い方くらいです。

 

白髪三千丈とは、
「積もる愁いに伸びた白髪の長さは、
三千丈(約9キロメートル)もあるかのように思われる」
という意味。

 

つまり、漢文では
事実を表すような形
および比喩でしか、

思いを表せないのです。

 

日本語ならその点、
「切なくて死んでしまいそう」
で「なんとなく」伝わってしまいますよね。

 

紀貫之はそこに注目しました。

 

だから
自分が女のふりをして
日本語で文章を書くことにしたのです。
(漢文ではなくて)

 

紀貫之の『土佐日記』は
西暦935年の成立と言われています。

 

『枕草子』よりもはるか昔です。

 

その頃から、
きめ細かな感情を描くのに
日本語は適していたのです。

 

そこを
エリート・紀貫之は気づいたのです。

 

 

つまり。

 

せっかく
日本語を使っているのだから、
エッセイを書かないのはもったいない!

 

そんなわけで
講座の後半は
「エッセイの書き方」
がテーマとなりました。

 

秘伝 エッセイの型とは?

 

あなたのエッセイ、ここが足りない!

ここからが、
いよいよ
エッセイの型の話です。

 

細かくは書きませんが、
以下の
3つの要素がエッセイに必要です。

 

(1)日常の事実・経験の指摘:

日常生活の中での
経験や
知った事実を書きます。

 

(2)気付き・感じたことの指摘:

事実や経験を受けての
「気付き」「感情」
を書きます。

一番「エッセイ」っぽいところです。
ある意味センスが入ります。

 

(3)共感・一般化

(1)や(2)で書いた内容を
読み手が読んで

「なるほどな〜」
「そういえば、私もこういう
似た経験したことあったな〜」

と思えるように
「一般化」して
読み手が「共感」
できるようにします。

 

普段の日常でのちょっとした「気付き」
を(1)や(2)でまとめます。

 

大体の人は、
(1)・(2)で終わっています。

 

でも、それでは寂しいですね。

 

今回の受講者には

「プログラミングの仕事をしています」

という方がいました。

 

プログラミングの仕事は、
大部分の人にとって未知のもの。

 

もし「プログラミング」をテーマに
エッセイを書くなら、

 

「プログラミングのこの要素は、
他の人の経験することにも近いよ」

 

という指摘が必要なのです。

 

例えば。

 

プログラミングの際、
大勢で作ったプログラムを
組み合わせる段階が
大変だ。

 

そういう内容を書くならば

 

チームワークや
仕事を協力することの
難しさを感じる。

と、まとめることで
他の人も共感しやすくなります。

 

 

このように、
(3)の「共感・一般化」の
大事さをお伝えしました。

 

 

おそらくこれを意識するだけで、
あなたのエッセイやブログも良くなるはずです。

 

私の講座やブログで
何度も言っていますが、

結局「書く」のって、
「読み手」をいかに
意識するかに
かかっているのです。

 

次回のお知らせ

さてさて。

 

コミュニティカフェふうしゃでの
「エッセイ講座」、
来月も開催します!

 

お申込みは末尾から、お願いします!

 エッセイ講座@コミュニティカフェふうしゃ
「いいたいことは何?」

【日時】
平成28年12月7日(水)
14:00-15:30

【場所】
コミュニティカフェふうしゃ
(札幌市営地下鉄東西線・宮の沢駅5番出口下車徒歩5分
札幌市西区西町南21-2-15第一ワコービル一階


【内容】
・エッセイの書き方
・言いたいことをどうまとめるか

【参加費】
2,500円

もし
ご自分が書かれたエッセイや
記事がありましたら
ぜひお持ちください。

 

アドバイス差し上げます!!!

 

【お申込み】
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お電話 050-3557-1392

エラー: コンタクトフォームが見つかりません。

 

 

ではまた!

 

 


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